なぜ病院に家族の付き添いが必要か訳が分かった。けどそれが将来叶わなかったら?
いま訳あって、家族たちの入院・通院ケアで大き目の病院のはしごをしております。(同時多発です…)
私そもそも、病院付き添い時間選手権コピーライターの部・都大会では結構いい位置にいくんじゃないかな、と自負してるんですけど。
さらに今回どっぷり病院にいて、家族がケアをせねばいけない現状や単身化・少子高齢化進んだ先の日本で、自分の老後はどうなっちゃうんだろうとしみじみ思ったのでそんな話します。
そう、こういう話。
大人同士なのに「付き添い」って何じゃろと思ってた
年上の先輩から、たまに聞きし「親の病院の付き添い」というタスク。いい大人同士なのに必要?って思ってました。
でもいる。いるこれ。絶対ではないけど、家族がケアしたほうがスムーズなんだと実感。
なぜなら病院の「運営の時の流れ」と、患者の「心身の時の流れ」が全く相性が良くないのです。
病院側としては、人数が多く複雑多様な案件を、なるべく迅速にさばくことが是。ただでさえ待ち時間も長いため、無駄ない動き、パターン化、サササと過ぎていく。
一方患者はなんせ弱ってる。気力体力集中力判断力も落ちてるし、年齢を重ねている可能性も必然的に高い。こちらの不安を聞いてほしい、もう一度話を聞きたい。そこに入って両者の通訳をするのが、家族なんだと知ったのです。
実録!通訳、交渉、保証人とフル稼働の子世代
そういう状況を待合ですんごく沢山見ました。
(ぼかすため多少脚色)
よく見た組み合わせは娘+老夫婦。(息子も多い)
娘「お母さん!先生は忙しいんだから関係のないことずーっと喋らないの!」
老父「なんでこんな待つんだ!俺のときは病院来なくていいぞ(強がり)」
娘「お父さん!そういう言い方、お母さんがかわいそうだよ!あと声が大きい!筒抜け!」
娘「ほら呼ばれたよ!番号5番!次は採血!」
不安と虚勢と緊張がないまぜの親を子がなだめながら、次の受付に連れて行き、診察室では話を〆始めている医師に、もう一度確認したい治療法や病状などを切り込むというのは結構ハードなスキルで、そのガッツと気遣いができる人材…家族以外なかなか無償ではいない。
そして金銭面。入院する場合、病院にもよりますが生計が別の保証人が必要。緊急連絡先も3か所ぐらい書いたりする。
日本の医療って家族制度に立脚しているのです。
話それるけど、子どもの看護もそう。
子どもの「付き添い入院」、家族の負担軽減へ…病棟スタッフ増やし睡眠・食事の時間確保(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
でもこれ家族がいなかったら?家族がいても未来は?
いざ友(勝手に命名)ほんとに必要です。いざとなったとき上記のような欄に書きあえる人間関係。また家族がいても様々な理由で関わりが不可能な人もいるし、家族にすべて依存していいのか?とも感じます。
身寄りのない人への身元保証を請け負うサービスも出てきているようですが、もちろん料金はかかるし、トラブルもあったりまだ開拓途中である印象。
私が老いて病気になる頃には、今のような人の手の看護は厳しいだろうし、子ども世代に背負わせたくもない。問題を先送りにしているけど、日本全体が年を取るのはすぐそこ。
このもやもやをすでにシャープに映像化している方が。ずしんと来ます。けどもうフィクションにも思えない。
(動画配信サイト各種で見れそうです。「不適切にもほどがある!」のむっち先輩と純子も出てるよ)
ささやかな通院ライフハック「利用者の声」
つい先へと思いは及んでしまう。でもまさに今、大きな病院に行き始めたばかりの迷える子羊さんたちへ。すぐできて少し気が楽になる?おすすめを。
それは病院のどこかに(分かりにくいところが多い)
貼ってある「利用者の声」を読むことです。
病院側で意見を選別されてしまっているとはいえ、同じような疑問・不安・怒りが見える化されているため、少し落ち着きます。(代表電話が超つながらないのは病院も把握済ではあるんだなとか)。時にはそこまでしなくてもという告げ口もあって笑えるやら、病院側が気の毒になるやら。とにかくさらに具合悪くならないために、ライフハック取り入れながら、どうにか生き抜こう。さーまた来月!
ここまで読んでいただきありがとうございます。 読んで、少し心がゆるんだり、逆にドキッとしたり、くすっとしたり。 おやつ休憩をとって、リフレッシュする感じの場所に ここがなれたらうれしいです。