世界経営者会議 コーディングを武器に稼げる子供達を育てる
世界経営者会議DAY1-1、「テクノロジー×金融×社会貢献~ステークホルダー資本主義の未来」というテーマで、アイロボット・コーポレーション会長 兼 CEOのコリン・アングル氏と共同創業者と林 礼子 BofA証券 取締役 副社長の対談を視聴しました。
コーディングは稼ぐ力に直結する
印象に残っていたメッセージに「すべての子供に対してプログラミングやコードを教えてあげるとよい」ということがありました。
子供が何に興味あるかか分からないけれど、コードを教えてあげることで、子供は将来お金を稼げる可能性が高くなるということです。
世界的にプログラミング、コーディングができる人が不足しているということです。米国では1人の求職者当たり、18の企業が人を求めているということです。必然的に収入は上昇することになります。
シンガポールでもプログラマーは不足をしており、IT人材は外国人でもビザが取りやすく、高収入で雇われやすいです。アジアのヘッドクオーターなのでコロナ下であっても日本からもIT系の人材が移住をしてくることも多いです。
コリン・アングル氏によると、「コードをかける、プログラミングができるということは言語を学ぶほど重要だ」ということです。
また、「単語が少ないために、外国語を学ぶよりずっと簡単」「自分が指示したいことをセンテンスにすればよく、外国語よりももっと少ない言語でそれを作ることができる」ということです。
シンガポールの子供向けの教室でもロボットメーキングやコーディングのクラスはたくさんあります。そして雑居ビルの小さな一室のクラスであっても名だたる企業がスポンサーをしていることもあります。
日本でも子供や従業員の研修として、プログラミングの教育をする事が重要ということです。プログラミングロボットのルートも非常に注目されます。
また、「科学や技術を一定以上に理解できているレベルの人が少ない」という言葉も印象的でした。
「科学、技術をきちんとしないことによって、振る舞いも変わり、今日のような問題を悪化させることもある」ということです。
世の中で起きていることに絶対確実ということはほとんどなく、確率や数学的に判断をすることが求められます。科学、技術、数学の知識を子供に伝えていかなければならないと痛感します。
ロボットは生活水準を向上させる
また、「ロボットがなければ生活の水準下がる」というお話も印象的でした。『LIFESPAN(ライフスパン)―老いなき世界』を読むと、私達は先祖に比べて長い間生きることになることが想像されます。
その際に介護中であったとしても人生を楽しむ必要が出てきて、必然的にロボットのニーズが高くなります。子育て、介護、仕事が重なる人もいるでしょうから、家にロボットを迎える必要性も高くなります。
人間として、生産的なことに集中をして、雑務をロボットに任せることができるようになる世界は理想的だと感じました。シンガポールや香港ではメイドがいますが、日本を始めとした多くの先進国にはないのでロボットのほうが日本人には受け入れやすいのではないかと感じます。
私自身もメイドが容易に利用できるシンガポールであっても、ロボットやネットスーパーや配車アプリのような便利なサービスのほうを好みます。在宅ワークでほとんど自宅の中にいるのですから、気を許せる家族だけで過ごしたいというのはあります。よりよいロボットができ、ロボットとより良い関係性が築ける未来を期待します。将来自分の子供達がロボットを作るかもしれませんね。