osinaを運営する NEL、6.5億円調達 推し動画投稿者のファン化支援
友人の勤める会社さんの調達記事。
ちょうど、今月号の雑誌「販促会議」でも取り上げたところでした。
ここ最近、「リテールメディア」や「推し活」、「コミュニティマーケティング」にまつわる界隈での案件に関わることが多いので、なんだか、タイムリーな話題です。
僕は、基本的に、2004年からオフライン=リアルのリテール事業に関わってきており、自身のメインドメインは、「リアルリテール」です。この数年は、デジタル=オンラインの案件が増え、ちょことデジタル分野のことも担当してきました。
同社のリリースには、こんな一文が。
昨今、オンラインファースト・デジタルファーストな、広告系・ITベンチャーからキャリアを始めた方にとっては、「90%がオフライン」という、感覚は、信じられないみたいです(苦笑)。
よく商談で、「オンライン広告」の提案を受けますが、このあたりの「認識ギャップ」に出会います。
一方、NELさんは、会社の認識として「リテール領域における店舗購入率はいまだ約90%」という前提から、リテールの支援に入られているので、メーカーやリテールにとって、グっと来るアプローチから入られているのでしょう。(推測)先日も、こんなリリースもでていました。
文字通りの「オンラインD2Cブランド」であれば、このあたりの感覚は希薄でもいいかもしれないのですが、僕のようなリアルリテール事業者へオンライン系広告を営業する方々は、「目線合わせ」の意味でも、同社の動きをチェックすることをおすすめいたします。
今回のosinaの事例は、昨日話題となった「界隈」にまつわる話題とも合わせて読みたいところ。
この記事をみて「わからん」とフリーズするのか、「自身でDIVEする」のか、によって、視野やアクションの広がりの幅が、雲泥の差となると思っています。
ちょうど昨日まで、僕が担当していた企画、梅田大丸「3人のサイコメトラー」は、まさに「その界隈」の現場を体感させていただくイベントとなりました。
「映画的演劇」×「XR」×「謎解き」というメンタルモデルのない企画に対して、「界隈」のインサイトを捉えることによって、多くのリピーターを生み、千穐楽には、運営もあっと驚くお客様同士のコミュニティが醸成されていました。
「マス」を否定しているわけではありません。
ただ、これからの時代のコミュニケーションプロセスに、このNEL・osinaのようなアプローチを選択できるか、否か、によって今後の事業成長も左右される時代、ということをあらためて認識していきましょ!ということを再認識した話題でした。
参考リリース
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