決済手段やギフトの選択における主体者は、誰?
いずれ訪れるであろうと予期していた、いや、予期していなかった時代が、きた。
とのこと。
Zホールディングス(株)代表取締役会長 川邊健太郎さんのツイートに、重みがある。
この点、僕はユニーク(象徴的)だと思っています。
例えば、実際の店舗で「決済・消費行動」を「スマホ」のタップ数で、数えてみましょう。
PayPay:アプリを立ち上げる = 1タップ
Suica : アプリを立ち上げる必要なく、スマホ(AppleWatch)をかざす = 0 タップ
「ユーザー体験」としては、明らかに「0」の方が、優位なはずです。
これは、極めてミクロな「ユーザー体験」で、スコープしてみましたが、視野を広げて、バリューチェーン(的な視点)で見てみると、
・店舗側(加盟店)の利用障壁が低い : 追加POS(決済端末・コンセント)は不要で、レジ横に二次元バーコードを置くだけで利用可能
・利用者側 : 個人間送金が手数料ゼロで利用可能
など、事業者・生活者の実生活を取り巻く環境の中で、どのような役割・ジョブを果たしているか?を俯瞰してみると、その経済圏やステイクホルダーの拡大(=営業力・マーケティング力)は、やはりIC決済を上回るものがありました。
レジ横で掲示される多様な決裁手段。現金以外の選択は、生活者にも、事業者側、両方に主導権があり、その両者の選択の中で成長を遂げていったのだと思います。
そして、「選択」といえば、こんな話題も。
「ギフト」の選択です。
「ギフト」といえば、「送り主」に主導権があり、「受け手」に選択の余地はありませんでした。
相手に「金銭的価値を贈る」という意味だけを達成するのであれば、「(選択式の)カタログギフト」ひいては、「現金」「ギフトカード」なんてのもので、代替できてしまいますし、シンプルです。
しかし、冒頭の「決済」事例同様、選択の多様性が「ギフト」まで、進化してやってきました。
「ギフト」には、「金銭的価値を贈る」という「意味」だけでなく、「相手を想う」というコンテキスト(意味文脈)が多分に含まれています。ケースによっては、後者のほうが、色が濃いケースが多いかもしれません。
例えば、結婚式の引き出物でカタログギフトをいただくことがあるかと思いますが、仮にそれが、現金だったら、「…ん?」ってなりますよね?(笑)ご祝儀で現金を包んだものが、そのまま一部帰ってくる、という謎行事に。
ギフトには、コンテキストがある。
それは、人と人の関係性の数だけ存在する。
その多様性に、向き合った結果、生まれたのは「Giftful」です。
選び直せるギフト GIFTFUL
彼らの「企画・運営の想い」は、こちらの「ジャーナル(記事)」に色濃く現れています。どのエピソードも、珠玉のコンテンツです。
僕も使ってみました。コマース的に、ユニークなのは、「決済のタイミング」。
この体験は、ぜひご自身で。
「え?ギフトなんて、贈る機会ないよなぁ」と思った、そこのあなた。
なんでもない日でも、贈っていいんです。「ギフト」に決まりは、ない。贈った日が特別な日になる。
遠くに暮らすご両親。お子様。かつての同僚・友人。SNSだけでつながる人。(僕に贈ってもらってもok笑)
住所が分からなくても、ok。URLを贈るだけ。
古来からの「お中元」って風習に合わせるのもよいですが、そのような
看板や概念はなくても、ぜんぜんok。あたならしさ、をのせるだけ。
主体者は、あなたと、相手。主導権は、両者にあります。平等です。
新時代のギフト体験。お試しあれ。
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