復活の隅田川花火大会!江戸時代も相当の混雑ぶりだった
本日は隅田川花火大会が4年ぶりに復活する日です。
花火大会として先陣を切った「足立の花火」が70万人だったとかで…
https://www.khb-tv.co.jp/news/14963478
隅田川花火大会は95万人の人出を予想しているらしいですが、外国人観光客もいるし、100万人を突破するのではないかとも思います。
そんな隅田川の花火大会の起源などについて書いた記事がこちらです。江戸時代の将軍吉宗の時代に、飢饉や疫病で死んだ方の慰霊や疫病退散を祈願して始まったものとされていますが、その後は庶民の楽しみな祭りのひとつとして定着しました。
花火大会というと、家族やカップル、友達同士で行くものだと思いがちですが、案外一人で楽しむ「ソロ花火大会」経験者はいるものです。
江戸時代の江戸は、地方から男性の労働者が集結しために、大変な男余りとなっていて、それゆえ独身率も高かった。江戸でさえ、ソロで花火を楽しんでいた人もたくさんいたのではないかとも思います。
江戸時代の隅田川花火大会(当時は「両国の川開き」といった)の様子を描いた錦絵があるのですが、これがまた相当の混雑ぶり。上記の記事にもその絵を掲出していますが、それの拡大図がこちらです。
https://twitter.com/wildriverpeace/status/1682962342450192384
ツイッターでは「群衆雪崩」という言葉もトレンド入りしていますが、花火大会は尋常でないくらいの混雑になるので、ご注意ください。
花火大会ではないですが、江戸時代には深川祭りにおいて永代橋が群衆の重みに耐えきれず崩落して多くの死者を出したという事故もありました。
あわせて熱中症にも注意が必要です。
いずれにしても、行かれる方は相当の覚悟と体力と我慢(トイレとか)が必要かもしれません。行き帰りの駅や電車に乗るだけでも行列になることも予想されます。混雑エリアを離れて、遠くからディレイの音で花火を楽しむのもまたオツなものです。
少し遠いですが、清澄橋あたりはゆったりと見れます。
ところで、花火大会といえば浴衣ですが、最近はこんな簡単に着られるワンピース浴衣なるものがあるらしいです。
「こんなもの邪道だ」という意見もあるでしょうが、こういう入口があることで本当の着付けに興味を持つというのも大事ではないでしょうか。
さらに、記事にもある通り、こういうものがあることで、これを浴衣としてではなく、普段着としてコーディネートするという流れもいいと思います。こうして新たなファッションが生まれていくのでしょう。