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ロシアのウクライナ侵攻開始から一年、改めて

 今日2023年2月24日は、ロシアがウクライナへ侵攻開始してからちょうど1年が経過したタイミングだ。

 あの日、自分は出張先でこのニュースを知った。ロシアがウクライナとの国境近辺に兵力を集中させている、ということがその前から言われていたが、まさか本当に侵攻するとは思っていなかった。多くの専門家たちもまた、そこは想定していなかったことと思う。

 そして、侵攻当初は、ロシアはきっと勝算をもって侵攻開始したのだろう、キーウもすぐ陥落するかもしれない。ゼレンスキー政権も倒されるのかもしれない。そうなるとウクライナはロシアの属国みたくなってしまうのか、と思ったが、そこはいい意味で予想が裏切られ、ウクライナは当初侵攻されたエリアを一部取り戻しつつ、なんとかロシアの更なる侵攻を食い止めているようだ。

 欧米のスタンスは経済制裁をするに決めた後、軍事的には当初「様子見」の印象だったが、すぐに武器供与を開始し、現在も継続している。

 一年間戦争は続き、終わる気配は見えない。

 改めて一年間を経て思うこと。もう、当たり前すぎることだが、私たちは言い続けなければならない。2つだけ、確認の意味で書いておく。当たり前のことだ。

①ロシアはウクライナから撤退せよ。
 ウクライナ側が武器をとって戦うことを、戦争反対といって反対する人がいる。ウクライナが戦わなければ戦争はすぐ終わると。
 それは違う。ロシアが侵攻しなければ、そもそも戦争は起きないのだ。侵略する方が常に間違いである。だから、ロシアが即時撤退すべきである。誰でもわかる理屈である。

 そして、そもそもウクライナだけが悪いのではない、ロシアにはロシアの侵攻する理由があるのだ、ということを言う人もいる。
 そんなことは当たり前だ。理由がなく侵攻していたとしたら、単なるテロ国家だ。そんな国だとしたら、そもそも存在が許されないだろう。
 理由はあるだろう。たとえそれが一方的な思い込みだったとしても、理由があるから攻め込むのだろう。歴史的経緯などを理解しておくことは重要かもしれない。

 しかし、それは侵略していい理由にはならない。武力による一方的な現状変更は、理由の如何を問わず許されないのだ。当たり前だろう。

②世界はウクライナに支援し続けよう。
 ウクライナがロシアと戦うことを、私たちは支援し続けなければならない。
なぜなら、武力による一方的な現状変更への企みは、完全に諦めさせないとならないからだ。

 欧米諸国が武器や戦車を供与することを反対する人がいる。しかし、それはつまりロシアに侵略され、占領され、ブチャで起きた惨劇のように虐殺を許し、民間人を殺戮することを許容せよというのだろうか。

 そんなことが許されるはずがないだろう。としたら、ウクライナが戦い続けることを支援し続けるしかない。それによって受けるマイナス影響もあるかもしれないが、だからといって支援をやめていい理由にはならない。

 これは西側東側というものの争いではない。一方的な武力を振りかざす国に対し、世界として許さない、ということだけである。

 当たり前のことではあるが、何度でも繰り返し言い続けるし、一年を経た今日、改めてこれを強く言う。僕の主張は、これだけだ。みんなも、そうですよね。

 心から、戦争に反対する。


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