海外で子供を預けられる人は見つけられる?〜子連れ海外ワーケーションで初のベビーシッター探し〜
こんにちは、ミノ(@mino3megu3)です。VCPRとして働きながら、スタートアップ企業を経営する夫と、いつかは世界を旅するように暮らしたいという夢があります。今回は、そんな私たちが「子連れ海外ワーケーション」に初挑戦した体験談をお伝えするnoteシリーズの一つです。
『海外で子供を預ける人ってどう見つけるんだろ?』
「子連れ海外ワーケーション」で最も苦戦したところは現地でのベビーシッター探しでした。
はじめてのシドニー生活、知人友人もいない。
何から始めていいかさえ分からない。
今回は家族3人で5週間の海外ワーケーションに挑戦した私たちが、どのように現地のベビーシッターを見つけたのか。どれぐらいの頻度と予算で、何をお願いしたのかなどをお伝えします。
シドニーの保育費用は日本の3-4倍
私たち共働き夫婦は週5日(1一日10時間)ほど息子を保育園に通わせています。保育園があるからこそ、日本でも仕事や家事ができていたわけです。
しかし、シドニーの保育サービスやベビーシッターの相場を調べてみると、日本の3~4倍の費用がかかることが分かってきました。
日本と同じ週5保育園というライフスタイルを再現しようとすると、少なくても5週間で約50〜60万円の費用がかかる。
シドニーは世界でも最も物価上昇の高い国の一つです。最低賃金が日本の2倍以上のため保育サービスの費用も高額になります。
またコロナ以降、在宅ワークの浸透によって、自宅で子供を見てほしいという子育て世代が増えていました。日本でもシッター不足がニュースになっていましたが、シドニーでも同じように人材不足が深刻でした。
オーストラリアは移民国家。コロナによる鎖国状態が長く続き、移民や学生などの働き手がどの業種でも不足しているといいます。現地の人ですらベビーシッターを探すことが大変であるという状況に、血の気が引いていきました。
この現実を知った日、
「ねぇ、なんで私達って子供を預けて働けると思ってたんだろうね。アハハハ....」
と、子連れ海外ワーケーションを甘く見ていた自分たちにツッコミを入れながら、夜ご飯の味噌汁をすすることに。
でも、航空券のチケットはもう取ってしまった。
仕事仲間にも『ワーケーションに行きます』と宣言してしまった手前、ベビーシッター探しを前に進めるしかありません。
保育園費用の予算を10万までと決める
翌日、夫婦で話し合い、保育予算を10万円までと決めて、この予算内で現地子育てのサポートをしてくれる方を見つけようということになりました。そして足りない分の仕事時間は、夫婦で保育シフトを組み補うことにしました。
日本からオンラインで、現地のベビーシッターを探す作業は初めて。
日本でもあまり経験のない作業だったので「本当にシドニーで現地のベビーシッターさんは見つかるかな?」とわたし自身半信半疑でした。
しかしSNSや現地のベビーシッターマッチングサイトで片っ端から募集文面を載せておくと。2週間以内に5人から応募がありました。
『短期滞在者の私たちの仕事に興味を持ってくれる人がいた!よかったっ!』
ひとまず応募がゼロでないことに、私は心から安堵しました。そして応募してくれたことへのお礼を伝えた上で、それらの方々とオンライン面談を重ねました。
その結果、最終的に日本人の元保育士の方に週1でお願いできることになりました。
現地の学生さんや、現地ママのシッターさんでもよかったのですが、短い時間しか預けることができない状況なので、短く的確なコミュニケーションをとりたい。そんな思いから保育経験がある日本人の方にお願いすることにしました。
現地ベビーシッターは最強の助っ人
わたし自身、今回の子連れ海外ワーケーションについての最もよかった『自身の決断』をひとつ挙げるとするならば、事前に現地のベビーシッターさんを見つけていたことでした。
私たちが依頼したベビーシッターさんは、4歳の娘さんがいる元保育士でした。日本で育ち、結婚と共にシドニーに移住され、ベビーシッター業を本業とされている方でした。
そのため、現地での子育てについての小さな疑問を全て彼女に聞くことができました。
病気になった時はどこの病院がいいか。医療費はいくらぐらいになるか。日本食しか食べない息子への対処法や、子供が好きなキャラクターが売っているスーパーの探し方、晴れた日や雨の日の遊ぶ場所リストアップなどなど。
彼女は依頼している時間と、また個別メッセージで私達が、問題なく海外生活を送れるように多くのサポートをしてくれました。
彼女がいなければ、初の子連れ海外生活を安心感持ってスタートできなかったと思います。
単発依頼でもいい、子育てについて現地で頼れる人を作っておくことの大切さ
私たちのベビーシッター予算は10万円。ベビーシッターさんの希望時給単価や交通費を考えて、結果的に週1回4ー5時間をお願いしかできませんでした。
しかし、1週間で数時間でも本当に心強い存在としてこの度に関わってくれるひとりとなりました。
子連れ海外ワーケーションをこれから検討する方がいたら、ぜひ単発依頼でもいいの子育て情報を相談できる方(私達の場合はベビーシッター)を事前に見つけておくことを心からオススメします。
それが子供だけでなく、夫婦2人にとっても大きな心の支えとなり安心して現地生活をスタートできると私は考えています。
新しい時代に、新しいライフスタイルに挑戦してみようそう思う方に向けて、体験談を書いていきたい。ぜひマガジンをフォローいただけると嬉しいです。
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また、子連れ海外ワーケーションのノウハウをまとめた書籍の刊行を予定しています。情報をご希望の方は、こちらからアドレス登録をお願いします。
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