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新卒採用時のミスマッチを防ぐため、企業と学生が気をつけるポイントとは?

株式会社Another works 代表・日経COMEMO/KOLの大林です。

6月も終わりに近づき、学生たちは就職活動の時期になりますが年々就職活動は早期化しています。弊社も15名ほどインターン生が在籍しておりますが、サマーインターンなど就活の話は社内でも飛び交っています。

2020年は新型コロナウイルスによる混乱で選考が一時停滞しましたが、2021年はオンライン面接が広がって、さらに就活の早期化が進んでいます(下記記事参照)。企業もオンライン対応に慣れてきたみたいですね。

いわゆる、3年3割問題は引き続き進行しています。毎年、新卒者の就職後3年以内の離職率が3割を超えていますね。(もちろんポジティブな転職はあると思いますので一概に悪いとは思っていないです)

就職活動が早期化している現在、ミスマッチを防ぐために企業と学生はどのような就職活動をしていくのがベストなのでしょうか?


今回の記事では、企業側と学生側の2つの視点から今後の新卒採用について考えていきます。

企業の新卒採用


企業の新卒採用で重要なのは、経営戦略から落とし込んだ採用計画です。

今までの新卒採用では総合職の一括採用が基本。職種は問わず、100人などの多くの人数で採用するという方法です。

しかし今後は、ジョブ型雇用が、新卒採用にも広がってくると感じています。

理由は2つあります。

1つめは、中途採用を中心にジョブ型雇用が時代的主流になってきていることです。終身雇用の崩壊やオンライン化などの背景から、ジョブ型雇用が新卒採用にも広がっていくでしょう。


2つめは、オンライン就活が当たり前になり、当たり前になった影響で見るべきポイントが変化したことです。コロナウイルスの影響で対面ではなくオンラインになったからこそ、ミスマッチの無いよう、その人の本質をより重要視するようになりました。

人に仕事をあてるのではなく、仕事に人をあてていく時代。ジョブ型雇用の時代はもうすぐそこまでやってきています。

その際重要となるのが採用計画

現状このポジションが足りていない
将来このポジションが足りなくなる


だからこそ新卒採用では何人とろうという風に、経営戦略から落とし込む採用計画が重要になってきます。

学生の就職活動

学生の就職活動で重要なのは、自分が何をしたいのかという目的です。


業界や企業名を軸にもち就職活動をしていくことも、もちろん重要です。しかし、

この業界でこの企業でこの商品を営業したい!
人のキャリアに寄り添った仕事がしたい!

といった自分のやりたいことを具体的にしているほうが、企業とのミスマッチも起こりにくくなります。

就活のゴールは多くの企業から内定を取ることではなく、続けたい!やりたい!と思える企業とベストマッチすることがゴールであると考えて、就職活動に取り組んでもらいたいです。

最後に


今後の新卒採用を企業側と学生側の視点から考えてきました。

企業は、採用計画から落とし込んだジョブ型雇用に。

学生は、何をやりたいかを明確にし、自分にマッチする企業との出会いをゴールに。

そこを目指して採用活動、就職活動をしていくことでミスマッチが減り、お互いに良い関係性が築けるでしょう。

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