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古代ギリシア人のように働いてみたら―COMEMO FESで問う勤労観

3/10に開催された「COMEMO FES」、とっても楽しかったですね。

ご来場頂いた皆様、運営の皆様、誠にありがとうございました(お客様の濃さとモチベーションに圧倒されておりました)。

一体どうした日経新聞

ちなみに会場のダンスホール新世紀は場末のゴージャスさが漂い、ミラーボールがガンガン回り、

蝶ネクタイしたボーイさんがたくさんいると思ったらなんと日経社員の方々だった……

という、とんだカオス空間でした。日経さんのイメージが(良い意味で)覆されました。 俺の知ってる日経じゃねぇ…! (くどいですが、良い意味で)

https://twitter.com/comemo_io/status/972327234810753024

私たちが登壇させていただいたセッション2「テクノロジーにやさしさを込められるか」では、巷を流布するテクノロジー脅威論を皮切りに、これからの働き方やテクノロジーとの付き合い方について、テクノロジストの皆様と議論をしました。

山野モトキさんによるグラフィックレコーディングのお写真をいただいたので、シェアします。

© motoki yamano

© motoki yamano

上のグラフィックレコーディングにもありますが、「AIに仕事を奪われる、とは言うけれど、そもそも人間ってみんな働きたいのか?」という素朴な疑問を投げかけたところ

分身ロボットを介してALSという難病の患者と向き合い続ける起業家・吉藤健太朗さん曰く、立場上完全に「お世話をされる」側になり、働くことを強制されなくなった患者様でも、「働きたい」「役割を持ち、必要とされたい」という希求が強く生まれるのだとか。

それでもやっぱり「労働」はしたくないでござる

オリィさんのエピソードに深く共感しつつ、やはり平均的に現代の日本人は働きすぎに感じる自分がいます(沖縄県・那覇市の資料館で琉球王朝時代の役人のスケジュール見たら1日4時間ぐらいしか働いてなかったです)

たとえばAIによる業務効率化により会社員の勤務時間が半分になるとか、週3日勤務になるとか、、最高じゃないでしょうか(前職のヤフーを筆頭に、部分的にそれを取り入れる企業が増えているとのニュースが出回っておりましたが)

https://www.nikkei.com/article/DGXLZO11854640Y7A110C1TJC000/

人間と勤労・仕事のほどよいカチッとポイントを目指したいし、その一助にAIが使えればいいな〜と楽観的に思っています。私も現在は好き勝手に働かせて頂いておりますが、やはりひとつの仕事の中でも、遊びのような感覚で夢中になれる部分と、血反吐が出そうな雑務が混在しているので、、、

セッション3「自分らしく働いてみたら」で考えた、内発的な幸せ

そんなことを考えながらお次のセッション3「自分らしく働いてみたら」に酔っ払いながら耳を傾けていると、

「ヘドニア的幸せ」と、「ユーダイモニア的幸せ」という言葉がとてもストンと腹落ちしました。

https://comemo.io/entries/6110

倉成さんのメモより抜粋:

「ヘドニア」と「ユーダイモニア」という2つがある、と。ヘドニアは、快楽的な幸せ。ユーダイモニアは、内発的な、生きがい追求的な幸せ。

またタレント・芸人の石井てる美さんが「魂が震える仕事とそうでない仕事がある(意訳)」と仰っていたのが印象に残っています。

ややスピリチュアルですが、自分の魂のバイブスと共鳴することに対して、限られた命の時間と労力を使えるよう、テクノロジーと付き合っていく……というのが

これからの時代を楽しくサバイブする方法なのかもな、とCOMEMO FESを終えて思った次第です。人間とAIでタッグを組んで、古代ギリシア人のようなヒマを手に入れ、学問・哲学や芸術に没頭したい…と願いながら今日は寝ます。

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