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海外展開、英語だけではなく文化のローカライズも必要だった話

直近でオーストリア、台湾、次は北京……と海外展示が続いたのですが、その際に感じた覚書をまとめてみます。

© etsuko_ichihara

単純に翻訳すればOK……ではなかった

自分は「死者と49日擬似的に共生できるロボット」というバリバリ仏教思想ベースのロボットをヨーロッパで展示したのですが、日本でお客さんに説明していた内容をそのまんま翻訳して伝える感じで説明しても「?」と腑に落ちない反応をする方がちょくちょくいました。

向こうはキリスト教が基本なので、彼らが理解しやすいように説明を工夫(『輪廻転生』を天国に行く、と言い換えるとか)してあげるとかなり反応がよくなったので、宗教観や価値観などを理解して歩み寄っていく姿勢が必要なんだなと理解しました。

暗黙の文脈、了解を共有できるか否か、というのは地味に大きいので、土地柄や文化のリサーチは必要だな…と実感したところです。

英語は必ずしも万能ではない

あと、「海外展開」と聞いて、漠然と英語にしておけばOKだと思っていたのですが、そんなことはなかった。

特にアジアの方だと英語が通じない国も多いですし、そういった場合には現地語への翻訳が必須になります。

(次は北京で展示をするため、目下中国語の簡体字字幕の作成に追われております…)英語圏でない場合もまずは最もコモディティの高い共通語である英語に訳す必要はありますが、その後にもうひと訳必要になることが多いです。

これは盲点でした……。(現地についてから慌てることがあった)また詳細については自分のブログでもまとめていく予定ですので、書き上がったらシェアします!

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