モードの多様性とロバストネス
モードの切り替え
学芸大こども未来研究所にて、「こどモード」という概念が語られています。子どもである、ということではなく。子ども的な状態である、ということ。実年齢ではなく、そうしたモードになれるということの大切さ、というように僕自身は解釈しています。
僕は、いくつかの仕事をしており、タイミングによって軸足が変わります。現在、医療機器ソフトウェアベンチャーの取締役の仕事の比重が大きくなっています。この次の時代のスタンダードの可能性が面白く、その社会実装に向かって、多くの方々とともに活動しています。
この仕事をしているときのモードとは、どういう状態なのか。振り返ってみると、実は、遊んでいるときや、勉強しているときと、あんまり変わらない、という気がしています。それは、探求モード、なのです。
これって、どういうことなのか? なぜ、そうなのかな? 本質的に似ているものってなんだろう? こうやったらどうなるのかな? どういうやりかたをしようかな?
世界と自分との関わり方
この探求モードは、仕事をしているか、遊んでいるかに関わらず、ずっと自分の中にあるものだと思いました。社会へのコミットと探求モード。これは何も矛盾するものではないと思うのです。
世界の営みとどのように向き合っていくのか。その姿勢が、モードなのではないか、とも思うのです。どのようなモードで世界に向き合うのか。
モードは変化する
もちろん、モードは、切り替えが可能なものだと思うのです。一貫するものがあってもよいし、その場その場で切り替わっていけばよい。複数のモードが共存して、そのバランスが変化することだってあると思うのです。
人は、変わっていくもので、変わるからこそ、外部環境の変化にも対応できるし、生きていくことができる。変わっていくことを前提に、今はどういうモードで過ごそうか、この後はどういうモードでやってみようか、と関わり方を変えていく。
自分の中に、どういうモードがあるのか、どういうモードをもてるのか。その辺りを、少し探ってみたいと思います。それが、自分の中にある多様性なのだとも思うのです。
多様性とロバストネス
糠床は、多様な細菌環境があった方が安定すると聞いたことがあります。腸内細菌も、多様な細菌環境があった方が、健康によいと聞いたことがあります。多様性こそが、ロバストネスと密接に関係しているのだ、と。
自分の中のモードの多様性について、考えてみようと思います。
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