見出し画像

迷ったらスタートアップを選ぼう。同時に、社内外にメンターを3人持とう。

日経から、「就職は大手かスタートアップか」というお題を頂いたので、書いてみたいと思います。
リクルートという大手企業の経営も、ベーシックというスタートアップの経営も両方経験してきた中で、僕は、迷うなら、スタートアップを選ぶ背中を押したいと思います。もちろん、リスク許容度や、やりたいこと、成長への重みづけなどが人によって変わるので、人それぞれではありますが。

迷ったらスタートアップを選ぼう

迷っているという段階で、一定スタートアップに興味があるということだと思います。スタートアップを押す理由は下記3つです。

1.新卒は、人生の中でリスクがもっとも取りやすい
2.社会人ゴールデンエイジの新卒3年間において、挑戦の幅は大切
3.社会変革期において未来あるメンバーがスタートアップに多く
  流入する社会を望む

1.については、言葉通りです。大手からスタートアップへの転職は、仕事の仕方が大きく変わることを乗り越える必要があることや、将来的に家を買ってローンが出来たり、家族が出来て、家族の理解が得られないなど、年々新卒時代よりも守りたいものが増えていくことも多いため、人生の中で最もリスクが取りやすい新卒こそ、スタートアップを選びやすい時期だと思っています。

2.については、以前noteにも書きましたが、新社会人3年目までの活躍がその後の社会人としての活躍を決めると思っています。だからこそ、最初の3年間の挑戦の幅が大きく、そこからの学びが最大化できる環境に身を置くことがシンプルにベストだと思います。
その点において、日々挑戦が繰り広げられ、常に人が不足する状況がある中で挑戦の幅が大きく、裁量が大きいスタートアップは環境として良いと思っています。

3.については、僕個人の想いになりますが、社会変革期の今だからこそ、多くの未来ある優秀な若者には、スタートアップのような既存のやり方や産業を壊して再構築するような大きな挑戦に参画してほしい。主導してほしいという想いがあります。
是非、社会問題、産業問題、ユーザーの問題解決に挑戦してほしいです。

社内外メンターを3人持とう

迷ったらスタートアップを選ぼうと伝えましたが、同時に取り組んでほしいのが、社内外メンターも3人持つことをおススメします。
理由としては、スタートアップでバリバリ働いている若手の人と多くお話する機会がありますが、任せられている裁量の割に成長できていない人にも出会います。

理由は、目の前の仕事を推進するのに精一杯で、日々の仕事からフィードバックや振り返りが不足しているからです。スタートアップは良い意味でも、日々状況が刻々と変わるので、どんどん取り組みが変わり続けていきます。仕事一つ一つ、取り組み施策一つ一つを振り返り学ぶを意識して実践しないと、ただただ対応的に仕事をしてしまい、学びが薄く成長につながらない状況になってしまいます。

そこで、週次で振り返ることを大切にしながら、その振り返り観点をフォローしてくれたり、少し広い視野で挑戦をフォローアップしてもらえるメンターを社内で1名、社外に2名ほど持てると良いと思います。

大前提として、スタートアップの中でも、フィードバックや振り返りを大切にしている会社を選ぶのが良いと思います。

大手を選ぶなら、過去数年の売上成長率は重要

大手かスタートアップかを迷う人で、アタリマエなのに以外に検討できていない指標があります。検討する大手企業の過去数年の売上成長率です。

過去数年の売上成長率が最低5%以上あり、新しい領域へ真剣に挑戦していて、年率10%を超える売上成長領域があることが前提になると思います。

スタートアップと大手を検討していた若手が過去数年の売上成長率が2~3%の大手企業を選んだ事例も何回も見てきました。アタリマエの指標はしっかり確認して決めてくださいね。

「就職は大手かスタートアップか」について考えを書かせてもらいました。
最初の就職先は本当に重要だと思っていますので、何かの参考になれば幸いです。

ちなみに、手前味噌ですが、弊社ベーシックは、スタートアップかつ、振り返りやフィードバックを大事にしていて、バリバリ活躍する若手が多い会社なので一押しです!

みなさまからの「スキ」がとっても嬉しいので、記事を読まれて「ふむ」と思ったらぜひポチっとしていただけると飛び跳ねて喜びます!

経営戦略、人事戦略、働き方について、自身の経験を通じて得た気づきや学びを書いていきます。フォローしてもらえると喜びます! リクルートにて営業→経営企画室長→広報ブランド推進室長→働き方変革推進室長→リデザインワークを創業+ベーシック取締役COO+情報イノベーション大学客員教授