非自発的離職者の増加には注意が必要

労働力調査に関しては、季節調整値で就業者数が3か月ぶりに+14万人の増加に転じましたし、非労働力人口も3か月ぶりに▲11万人の減少に転じましたので、雇用環境の改善が途切れていないことが確認されました。

ただ、非自発的離職者が3か月連続で増加してますので、注意が必要です。なお、今月の就業者数の増加も非労働力人口の減少も全て女性の雇用環境改善で説明できることにも注意が必要でしょう。

一方、消費者物価はいずれも市場予想を上振れましたね。生鮮・エネルギーを除く指数もプラス幅が拡大しているということは、上昇はエネルギーだけでは説明できず、物価上昇のすそ野がやや広がってきている印象です。

東京都区部の12月分も伸びが加速していることや、電気代やガス代は今後押し上げに寄与することなどからすれば、今後は上昇率がもう少し高まるでしょう。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25077110W7A221C1MM0000/

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