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米国で7600万台導入されているスマートスピーカーの使いみち〜介護、見守りの可能性?

「スマートフォンの次は音声が来る」と言われながらもなかなか日常使いできてない感覚を持っていたスマートスピーカー。先週リリースされた米国でのデータによると、前年比52%増の7,600万台が既に導入されているようです調査会社CIRP[Consumer Intelligence Research Partners]調べ)。
それぞれの主要プレイヤーのシェアはアマゾンのアレクサが70%、グーグル・ホームが25%、そしてアップルホームポッドが5%となっています。

1人で複数台持っている人も増えているはずですし、7,600万という数値がどのような意味を持つかは定かではありません。スマートフォンは眼に触れる機会が多いことからその浸透の様子が分かりやすかったのとは対象に、スマートスピーカーはどうしても自宅での利用が多いからか、実際の利用シーンを眼にする機会は限られ、浸透が遅れているような気がします。

とはいえ、こうしたデータから見えてくることは、スマートスピーカーの利用が少しずつは拡がっているようである、ということです。

そんな中、先日偶然立ち寄った家電量販店(エディオン)でアマゾン・エコーコーナーを眼にすることがありました。どうやら今年の6月からエディオン、ケーズホールディンクス(ケーズデンキ)、上新電機、蔦屋家電などのリアル店舗での展開を積極化しているようです。

また、動画でのCM画像もタレントのAIさんを起用し、実際の利用イメージをとても分かりやすい映像で描かれています。

時刻、天気、ニュースを聞いたり、音楽や映画を観るなどのことが可能になる様子が分かります。音声による買い物もいずれ利用が拡がっていくとされています(ある調査会社の予測によると2022年までに4000億ドル規模になることが予測されています)。

上記の動画の中ではアマゾン・エコー・ショーというスクリーンを利用した動画コミュニケーション機能を活用して離れた家族と簡単にビデオ通話が出来たり、離れた場所にいる赤ちゃんの様子をスマートフォンから確認することが出来ます。

お盆の時期ということで普段離れた場所にいる家族と対話したり、介護や支援を必要とする家族と会話することがある人もいると思います。画面付きのスマートスピーカーはまだ利用したことがないのですが、画面付きのスマートビデオスピーカーの利用場面の一つとして、介護や見守りの場面での可能性があるのではないか、と思える発見でした。いずれ試して報告してみたいと思います。

Photo by Rahul Chakraborty on Unsplash

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市川裕康 (メディアコンサルタント)
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