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課題解決に必要な「本質」とは


突然ですが、料理をするとき、みなさんはどうしていますか?

私はよくクックパッドを参考にしますが、料理が得意な人はレシピを見なくても美味しい料理を作ることができます。

その違いはどこにあるのか。
それは、料理の“本質”を理解しているかどうかです。

例えば、料理が得意な人は、材料や調理方法を応用する力を持っています。

「醤油とみりんと砂糖をこのくらいの比率で合わせるとこういう味になる」
「醤油がないなら塩とみりんで代用しよう」

といった具合に、必要な要素を見極め、柔軟に対応できるのです。

一方で、レシピ通りにしか作れない場合は、少しでも計画通りにいかないと困ってしまうことがあります。これは、レシピを表面的に捉えている状態です。

「本質」を捉える重要性

この「レシピ」と「料理」の違いは、仕事や課題解決にも通じます。
たとえば、クライアントが「DX(デジタルトランスフォーメーション)を進めたい」「物流を効率化したい」と相談してきたとします。

ここで表面的な言葉をそのまま鵜呑みにして「ではDXしましょう!」「効率化しましょう!」と行動を起こしてしまうのは、いわば「レシピ」をそのまま実行するようなものです。

しかし、クライアントが本当に抱える課題や目的を深掘りしなければ、本質にたどり着くことはできません。

・なぜDXを進めたいのか?
・物流を効率化するとは、具体的にどの部分を改善することなのか?
・その背景にはどんな問題やゴールがあるのか?

これらを考え抜き、紐解いていくことで単なる「レシピ」ではなく、クライアントにとって最適な「料理」を作り上げることができるのです。

「本質」とは究極の解決策につながる

本質とは、表面的な「手順」や「見せかけ」を超え、その背後にある本当の目的や意味を理解することです。

レシピを見なくても料理ができる人は、味の基本や調理の原理を知っています。同じように、仕事や課題解決においても本質を掴む力を身につけることで、柔軟で効果的なアプローチが可能になります。

次に課題や問題に直面したときは、ぜひ表面的な「レシピ」にとどまらず、その背後にある「本質」を探ってみてください。それが、真の解決策につながるカギとなるでしょう。




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