「孤客」消費のゆくえ
日経ヴェリタスでは今年度、消費の新潮流として「孤客」市場に注目した特集を展開しています。
ここ数年、メディアでは「おひとりさま」消費として、1人カラオケや1人焼き肉といったトレンドが紹介されてきました。それがここにきて「単身だから」という受動的な理由ではなく、1人にこだわる、つまり「孤」にこだわる若者たちが登場しつつあります。
「他人の意思に縛られず、自由に楽しみたい」という主体的な理由から、仮想現実のキャラクターと暮らす、1人でディズニーランドに出かける等々、「孤」のメリットを追求する生き方を志向する人が増えている実態が、ヴェリタスで今回実施した2000人緊急アンケートでも見えてきました。
日本の標準世帯は夫婦+子2人から、単身者へと移りつつあります。そんな時代に合わせたかのように登場した「孤客」市場は、ビジネスやマーケットの戦略を立てるうえでも重要なキーワードになるのではないでしょうか。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34314210Y8A810C1K15200/