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【20代の人、必読】流行のベンチャー企業に就職して一攫千金する方法

ここ5年、ベンチャー企業の数が増えていて、より多くの人がベンチャー企業への転職を志すようになりました。ベンチャー企業への転職は当然ですがメリット、デメリットがあり、キャリアを一気に加速できる可能性もあるし、キャリアを台無しにする可能性もあります。

足元、上の記事のようにベンチャーに対して懐疑的な内容のものも散見されますが、実際どうなんでしょうか。

ベンチャーと言っても幅広いです。

そもそも論として、皆さんはどんなところに就職すべきでしょうか?

力がつくところ?安定しているところ?有名なところ?給料のいいところ?
この辺りも含めて今日は話します。

(1) 名前だけで会社を選ぶのはやめましょう

皆さん20歳やそこらで就職活動するわけですけど、今有名な会社が10年後も有名な会社であるわけじゃないです。

現在、インターネットが発達する過程で旧来型のビジネスモデルがどんどん破壊されています。その過程で残念ながら潰れてしまう会社も出てくるでしょう。

私はスタンフォード大学にいっていたのですが、よく比較されるハーバード大学のビジネススクールでの逸話を紹介します。

ハーバードビジネススクールの学生の就職先で人気のある職業は、その後、衰退する、不況になる、などの傾向があるようです。

せっかくなら、株式投資じゃないですが、掘り出し物のような将来成長するような会社に就職したほうがいいと思います。

そもそも、みんなが良いと思うような学生が殺到するような会社に入ったところで旨味は少ないです。

(2) 成長産業、衰退産業、を見極めよ

将来成長するような成長産業に属する会社に就職するのがいいと思います。

そして衰退産業を避けることです。

例えば、避けたほうがいい業種の一つ目が自動車、製造業かもしれません。
電気自動車もそうですし、AIとかの影響で基本的に自動化、無人化していく産業ですから、雇用は徐々に減っていくことになります。

自動車なんかも、電気自動車になると部品の数は半分以下で済むようになりますから、自動車部品など周辺産業も避けたほうがいいです。

銀行も、今の事業モデルが劇的にインターネット化していく過程でひと悶着ありそうなので、私なら就職しないですね。

今の既存の審査業務もAIになるでしょう。銀行で一番怖いのは、おそらく将来的には顧客データが肝になってくるので、銀行外の異業種からの参入も増えてくるんじゃないでしょうか。

メガバンク。倒産するなんて考えられないかもしれないですが、将来わかりませんし、劇的に縮小していく可能性があります。

あと、今後、無人、AIでできるようになるような仕事を中途半端に若い頃に経験したところで、将来転職する際に評価されるような経験にもなりません。

単純な話で衰退産業だと、人もどんどん減ってポジションも減っていきますから、昇進も難しくなってくるし、自分がせっかく経験した仕事もいつの間にかAIなどにとってかわられて経験が無駄になる可能性があります。

じゃあ、どういう就職先を選べばいいのでしょうか?

要するに、業界がどうなろうが、会社がどうなろうが、自分の実力で自立することだと思います。力がつく業界、会社に、行くべきです。

(3) ベンチャー企業は最高の就職先?

そこで選択肢として出てくるのがベンチャー企業です。

学歴などで早慶、東大などではなく、不利だと感じているなら、特に著名なベンチャーキャピタルから資金調達をしている従業員30人~100人のベンチャー企業などは、いいかもしれません。

自立するために、何が必要なのかは、賛否両論ありますけど、修行して身に着くことと、身に着かないことがあります。前者は、マインドセットとかスキル、後者は、そもそものメンタル面の強さ、等です。

じゃあ、前者のマインドセット、スキル、を修行先でどう獲得していくのか、という話になるかと思います。

一つ目のマインドセットですが、最初に入社した会社がどういう文化の会社かで、その人の今後のマインドセットがあらかた醸成されてしまう、といっても過言ではありません。なるべく職業倫理の高い会社に入社するべきです。

職業倫理とは、何かというと、例えば、期日を守る、目標を達成するために全力で頑張る、仕事に手を抜かない、ハードワークする、愚痴、陰口を言わない、といったものですが、これは意外と最初に就職した会社で醸成されるものだと思っています。

冒頭に話したようなミドルステージのベンチャーの場合は、この点は、気をつけないといけないです。

上場が近くなると仕事も楽になって挑戦的な社風もいつの間にか消えてしまう会社も増えます。成長企業の中には、意外と雰囲気が最悪のギスギスした会社も多いので、それでメンタルがやられてしまう若手も多いと聞きます。あと、社長の近くで働けるか、、等も見ておいたほうがいいでしょう。

2つ目のスキルですけど、どういうスキルが活きるのか自らの将来のキャリアにわたって活きるのか、ということですが、残念ながら、あまり業界知識は活きません。
必要なスキルは、思考能力であり、不確実性の中で、ゼロベースで物事を考え抜く力だったりします。とにかく、考え抜くこと、を要求される職場に行く必要があります。

環境がどうなろうと生き残っていくために、重要なのは、不確実性の中で、足りない情報で、なんとか自分の頭で考えて、仮説をたてて、筋道を立てていく、能力が不可欠です。

成長を続けるベンチャー企業の中で、不確実性に対峙して、経営陣の近い場所で、一緒に、日々起きるハードシングスなどに対応するのは非常に良い経験になります。

同じベンチャーでも、資金調達をしていて、30人~100人、といったのは意味があります。

この2つを満たしている会社は、上場準備をしており、上場する可能性があり、さらに今後成長していく可能性がある、ということです。

そして、会社の成長の過程で、新卒入社後、たった数年の実務経験でも、活躍次第で、重要なポジションに抜擢される可能性もあるし、成長の過程で、様々なトラブルにも遭遇します。その過程で、大きく成長できるはずです。

はっきり言ってしまうと、ベンチャー企業は、特に学歴が不利であるがために、総合商社、外資金融、戦略コンサルの足切りにあってしまう、けど、負けたくない、キャリアで逆転していきたい、ステップアップしていきたい、という人には絶好の場所なんですが、その分、労働環境がタフだったり、もしかしたら色々雑用ばっかりやらされてスキルが身に着かなかったりするリスクがあるので、ある意味、ハイリスク、ハイリターンの職場です。

なので、確実に、結果を積み上げていきたい人、ローリスクローリターン、ミドルリスク、ミドルリターン、の人には、ベンチャー企業は最悪の職場とも言えますね。



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