本記事では、日本株下落率突出の背景として「米中景気失速の影響を受けやすい」「円高」「日本株の流動性の高さ」の3つの要因が指摘されていますが、私は少なくとも一つ欠けていると思います。

それは「アベグジットの懸念」です。

というのも、過去三回の衆院解散総選挙の前後でいずれも日本株が上昇してますが、すべて安倍自民党圧勝観測と外国人投資家の買いのセットとなってます。

特に前回の衆院解散総選挙時には、日本人の売り以上に外国人が日本株を買いまくる中で日経平均株価が16連投もしましたが、背景には日本企業の業績上方修正期待に加えて、選挙で自民党圧勝観測の高まりによりアベノミクス継続の安心感が大きく貢献したこともあります。

となると、森友問題などにより9月に控える自民党総裁選で安倍政権が終了するいわゆるアベグジットリスクが意識されれば、当然外国人投資家は日本株を優先的に売ることになるでしょう。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28548680U8A320C1EA2000/

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