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ペッパーと暮らす

「OKグーグル、上野動物園までの行き方教えて」。天気や交通情報、最新のニュースまで自宅のAIスピーカーに聞けば、たいていのことを教えてくれます。みなさんの自宅にもロボットはいるのではないでしょうか。AIスピーカーやお掃除ロボ、自動調理鍋(ロボかどうか微妙)など身近になってきました。

冒頭の写真はヒト型ロボット「ペッパー」と共同生活する太田智美さんです。どこにでもペッパーと出かけるそうです。日経電子版の連載企画「Disruption 断絶の先に」の今週のテーマは人間とロボットが心を通わせる世界です。先週は仕事場などで人をサポートするロボットを紹介しました。

人間と心地よい距離感で接するロボットの登場で、リアルな人間と一緒にいるより、居心地の良さを感じるのかもしれません。ロボットが掃除や情報検索など人間の代わりに働くだけでなく、人間と同じように感情を持つ段階へ進歩したらどうなるのでしょうか。記事では、脳波・心拍から気持ちを読み取るロボットの研究が進行中と紹介しています。

想像は膨らみます。恋愛対象が人間ではなくロボットになってしまったら、と考えるとゾッとします。記事では「人間がヒト型ロボット(ヒューマノイド)に恋するのは遠い未来の話ではないかもしれない」と指摘します。人間の持つ思いやりや倫理観までロボットが習得し、人間と変わらぬロボットが完成してしまったら…。人間とロボットの境界線が崩れるとき、想像を超える世界が待っているかもしれません。

AIドクターなど過去の「Disruption 断絶の先に」を読みたい方は、以下のリンクから読むことができます。来週はどんなロボットが登場するのでしょうか。こちらのリンクでお届けします。

先端技術から生まれた新サービスが既存の枠組みを壊すディスラプション(創造的破壊)。従来の延長線上ではなく、不連続な変化が起きつつある現場を取材し、経済や社会、暮らしに及ぼす影響を探ります。

(デジタル編成ユニット 島田貴司)