これからのベンチャー企業は外部人材活用で成長する
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これからのベンチャー企業は外部人材活用で成長する

お疲れさまです、uni'que若宮です。


僕は「働き方改革」と「雇い方改革」はセットですすめるべき、とよくいっています。先日の「#スマート経営」イベントで外部人材活用に取り組むベンチャー2社の話をお伺いしたのですが、改めてベンチャーは外部人材活用を積極的に推進していくべきだと思いました。

これにはいくつか理由がありますが、大きくは下記の3つ

・ベンチャーは採用が難しいので雇用だけではリソースが確保できず成長が鈍化する。
・ベンチャーは方針転換が頻繁にあるので外部人材のほうが柔軟である
・すでにフリーランスや複業人材市場に高スキル人材がいる


ベンチャーあるある:エンジニア採用の難しさ

男性ファッションのレンタル・販売・メディアを営む、株式会社カシカリの執行役員COO兼CMO・松原拓也さんのお話。

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会社名:株式会社カシカリ
URL :https://kashi-kari.jp/
概要 :男性向けファッションアイテムの月額借り放題サービス
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カシカリさんでは業務を3つの仕事に分け、適材適所で外部人材を活用しているとのこと。

印象に残ったのが、「外部人材を活用した方がよい業務には2種類ある」ということ。

一つは①スキル依存度が低いルーチン業務。こういった業務は社員がやるとただ時間を吸い取られて「慢性的に時間がない状態」となり、本来集中すべきコア業務に集中できないというストレスを抱えることになります。

(↓のガイアックスさんの事例を参照)


そしてもう一つは②スキル依存度が高いエキスパート業務。システム開発などがこれにあたります。

クラウドソーシングや外部人材活用というとまだ①の印象が強いですが、先進企業ほど②も組み合わせてハイスキル人材を活用できている印象があります。とくに、創業してすぐのベンチャー企業が悩むことが多いのが、「エンジニアの確保」でしょう。


カシカリさんでも当初は「直接雇用」と「友人へのお願い」がメインだったとのこと。エンジニアの確保に課題を感じながらこういう状態が続いているケースは本当に「ベンチャーあるある」ではないでしょうか。

「直接雇用」となると本当に長期戦です。とくに優秀なひとほどちょうど今無職!っていうことはないので、スキルが高いとわかっている人に転職してもらうには良い条件と熱心な勧誘とタイミングがすべて揃うことが必要ですし、イチから募集をかけると面接でスキルを判断するのは難しいため採用が難航しますし、実際に入ってもらってから期待を裏切られたときのダメージが大きいです。

「友人手伝い」は信頼の置ける人に頼めるので良いのですが、コミット量が相手次第になり、強くもとめられない、という課題があります。

こういうとき、第三のリソース調達手段として、

・必要な時必要な分だけお願いできる
・実際に仕事をお願いしながらスキルを確かめられる
・しっかりコミットしてもらえる

クラウドソーシングが有効だとのこと。(特に「紹介型」のクラウドソーシングだとスキルも一定以上担保してもらえるのがよい、とのことでした)


良い外部人材に出会うコツ

とはいえ、クラウドソーシングではインターネット上でのマッチングのため「本当に大丈夫なの?」という不安があるケースも多いでしょう。

「クラウドソーシング」とはマッチングサービスなので、究極いちばん大事なのは人と人の出会いです。よい人に出会うためには、工夫が必要。

コトノハ株式会社代表取締役社長・深谷秀和氏によると、質の良いフリーランスの人に興味をもってもらうためには企業側も「わかりやすく」「魅力的に」アピールすべきだとのこと。
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会社名:コトノハ株式会社
URL :https://cotonoha-corp.co.jp
概要 :オフィスdeボイトレ運営。離職率改善やチームワーク向上を目的とした法人に特化した独自のボイストレーニング。
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そのためには仕事依頼にあたって「会社名の由来・企業理念・行動理念」なども掲載するなど企業プロフィールを充実させることが重要だそうです。この辺は、wantedlyなどの人材マッチングサービスとも考え方は一緒ですね。

初めてで勝手がわからない場合には、まずは「他社のプロフィールや依頼」をみて研究するのがおすすめ。


また、カシカリの松原さんは、自身の失敗談を振り返りつつ、最初は小さめの仕事から契約をしてスキルや相性を確かめ、徐々に本格化していく、ということを勧めていました。

こういう失敗談をきくと、「スキルシートや短い面談で人を見極めるって本当に大変だなあ」と感じるわけですが、逆にいうと実は「正社員雇用」こそリスクの高いやり方をしているわけで、「一時間のお見合いで結婚を決める」ような難易度の高いことをやっていることになります。


アンマッチのリスクを低減するため、ベンチャーはインターンシップなどで並走する努力をしていますが、外部人材の活用ではこのように段階的に業務をお願いし、「食事を何度かしながら徐々にお付き合いする相手を選ぶ」といったやり方ができることもメリットなのですね。


外部人材活用には先行企業ならではの経験やノウハウやたくさんあるので、今後もコミュニティで共有しながら、横のつながりもつくっていきたいなと思っています。


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若宮和男 (男性起業家uni'queCEO / アート思考キュレーター / ランサーズタレント社員)
東洋経済「すごいベンチャー100」uni'que CEO、 ランサーズタレント社員 (最近の興味)編み物としての建築←コアバリュー、アート思考、新しい働き方、新しい教育 ←DeNAで新規事業 ←NTTドコモで新規事業 ←美学藝術学研究者 ←アート・音楽イベント主催 ←建築士