古賀穀堂「自警」を書き初めしつつ、「0→1」について思った。
遅ればせながら。あけましておめでとうございます。
昨年は、いろーんなことがある中、そんな中だったからこそ、本当にいろんな方に応援してもらって、元気にやり遂げられました。ありがとうございました。
新しい流れ。来る予感。調子に乗って思いつきで書き初めしてみました。書き初めというより写経の方が近いかも?ですが。
去年見つけてずっと書いてみたいものがあったんですね。
それは「自警」by 古賀穀堂さん。
古賀穀堂さんというのは、1777-1836年に僕の生まれ故郷、肥前に生きてらした方で、
①鍋島直正公の教育係で名君に育て上げられた方。
②伝説の藩校「弘道館」の教授。
また、「学政管見」という教育提言を先代の殿様に提案。
藩が苦しい中、教育&藩校弘道館を改革した方。
③直正公の側近として藩の改革を成された方。
です。この方の意思を受け継いで、藩校を復活させた
弘道館2プロジェクトをやっています。
https://www.kodokan2.jp/main/
本当に僭越ながらで足元にも及んでないと思っていますが、
そもそもその方針に大共感しているので復活させました。
さて、この方が、27歳に書いた自分への戒めが「自警」。
これを去年たまたま発見し、一回書いてみたいなあ、と思って、佐賀出身の若き書家 江島 史織さんにもらった書道セットを引っ張り出し、書いてみました。
自警についての記事を広めたくて、この下手な書き初めを公開しているわけですんで、こちら↓読んでください。
https://machi-log.net/?p=1640
原文はこっちに載ってます。
https://sagakentosyo.sagafan.jp/e537307.html
https://sagakentosyo.sagafan.jp/e539825.html
https://sagakentosyo.sagafan.jp/e541692.html
https://sagakentosyo.sagafan.jp/e542651.html
https://sagakentosyo.sagafan.jp/e545006.html
https://sagakentosyo.sagafan.jp/e549030.html
いろいろあるんですが、
「いろいろと理にかなってない事を言う奴がいたら、
虻や蚊が前を通ったと思って、平然としていろ」
とか
「悪い事をしてないのなら、いろんな刑罰も恥に値しない。
食べるものや着る物が無くても楽しみは余りある。」
とか
「宇宙を包括し、大地を揺るがす心を忘れるな」
とか
「目指すのは、開闢(世界が始まって)以来の
第一人者(ただ一人の者=オンリーワン)だ」
とか
しびれちゃって。
ますます大尊敬申し上げたので、書いてみました。
下手なんですがね。
下手でも1時間半かかって写してると最後の方はコツがわかってきて少し上手くなったりして。
これを書きつつ、
もう一度古賀穀堂さんの伝記も読んでみて思った事は、
昨今言われる「0→1」のこと。
これはイノベーションやスタートアップ界隈でよく言われますが、僕はなんかしっくりきていないというか、
それだけじゃないなと思っていて。
電通の創業者光永星郎さんのお墓まいりに
去年行ったときも同じ事を思ったんですが、
https://www.facebook.com/hidetoshi.kuranari/posts/10215169033848384
0→1って、
この人がいなかったら、どれだけその後の歴史が違っただろう、と思わざるを得ない人、コト。
それが0→1ってことじゃないかと。
古賀穀堂さんも、この方がいなかったら、僕らの人生全然違うことになっていた。
・佐賀藩の教育が違った → 僕らが受けた教育も違った。
(結構佐賀の教育は誇りを持って教えられましたから)
・弘道館が違った → 大隈重信さんはじめ、そこの出身者が違った。=早稲田も生まれてない可能性。
・直正公が違った。→ 肥前が違うコトになってた。→ 幕末と明治が違うことになってた。
そういう本質的な意味での0→1を生んだよねって人生を送る、事を成して死にたいですね。
最後に古賀穀堂さんのwikipediaを貼り付けておきます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E8%B3%80%E7%A9%80%E5%A0%82
ってことで、今年もよろしくお願いします!
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