泳げデータの世紀:データの取り扱いと利活用
クッキー協奏曲のようになっているが
あ、クッキーといっても、お菓子のクッキーではない。Cookie(クッキー)という、Webサイトを閲覧したときに、それがわかるようにする仕組みと、そのデータのことである。インターネットの初期では、コンピューター・プログラマーは、少し余裕があり、このクッキーもセサミストリートのクッキーモンスターに関係があり、このCookieという名前になったという説がある。
このクッキーは、現在は日本の法律では、個人情報に該当しないが、クッキーが将来使えなくなるのではと、多くのWeb関係者やマーケッターの間で話されている。そして、現在でもその取り扱いには慎重になっており、
の記事にもあるように、クッキーの情報が他のサイトと共有され、そのことをお客様に明示しているサイトが増えている。そして、そのことは、「クッキー自体が良くない」という考えを誘発しているのかもしれない。
データは石油
「データの世紀」という特集記事では、「データは石油」と表現されている。それは、石油のようにデータは活用度が高いからである。単に来るべき石油枯渇時代に向けて、蓄えておこうというモノではないだろう。
とすると、このクッキーはだどうだろうか?現在、クッキーのお客様との合意の取れる取り扱い方法を模索することは、当然行うべきことだ。しかし、その先には、活用しお客様にもメリットのあるビジネスを生み出すことも活用者の責務だろう。
実際、「個人情報保護委員会」が、今回発表した、「個⼈情報の保護に関する法律等の⼀部を改正する法律案」の説明資料では、
⾃⾝の個⼈情報に対する意識の⾼まり、技術⾰新を踏まえた保護と利活⽤のバランス、越境データの流通増⼤に伴う新たなリスクへの対応等の観点から、今般、個⼈情報保護法の改正を⾏い、以下の措置を講ずることとしたもの。
と「利活用」についても言及されている。
なぜか、多くのWeb関係者な「クッキー・ロス」的な感想を語っているが、クッキーを使ったサービスの議論は、きちんと行うべきなのである。
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