節約すると、逆に貧乏になる、という不思議
めがねシャチョウです。節約する人は逆に貧乏になる、というタイトルなんですが、今日はそれも含めて、みんなが金持ちになりたい、お金を貯めたい、と思って、良かれと思ってやっていることで、実は、間違っていること、金持ちの人がやっていないことをいくつか話していきます。
(1) 前提条件:収支管理
まず前提として、お金持ちになるには、家計簿なりで、収入、支出を整理、見える化する必要があります。具体的に、まずエクセルでも、家計簿でもなんでもいいので自分の財布への入り、と支出の全体を把握してください。
単純ですが、収入から出るもの、支出を引いたものの差分、を増やせばいい、ということになると思います。
その際に、多くの人が間違うのは、収入はうちの旦那はサラリーマンだし、なかなか変えることができない、増えても少しずつしか増えない。であれば、支出を減らしていくしかない。
だから、家計の財布を握る主婦の多くは、節約に走るのです。
これが貧乏人生の始まりです。
(1) 節約する人
で、ここで、タイトルにもありますが、節約する人は貧乏になる、ということについて解説していきます。
収入マイナス支出を増やしていかなければならない、けど、旦那の給料はあがらない、そうなると全国の主婦の皆さんは、節約に走るのです。
これが貧乏人への入り口になります。
毎日チラシを確認して、10円でも安いスーパーに行く。お買い得品を買うために、店に並ぶ。お、今日は、田中スーパーが10円キャベツが安いらしい。
あなたは車で向かいます。
そして、ポイントカードで財布もパンパンになる。ポイント2倍、3倍の日、ということで、こういう情報にまたあなたは振り回される。
そしてもちろん、特価品を中心に献立を考えて食費も切り詰める。
こういうことやっていませんか?
けど、5年、10年それを続けてきて、果たして、あなたは裕福になることができたでしょうか?
Noの人が多いんじゃないでしょうか?
はっきり言います。その考え方だと一生、金持ちにはなれないし、お金も全然溜まっていきません。
10円、100円の小さい金額を節約することに大きな時間、あなたの神経、意識、を使うんですが、やってることは大勢、あなたの人生に大きな影響を与えない細かい、インパクトの小さいことばかりなんですよね。
自分の時間、意識、をどこに使っていくか、は本当に重要なんです。
大きくお金を増やすためにはどうしたらいいのか?
お金を節約することに、自分の時間、神経を使うのではなく、お金をどのように使うのか、にもっと神経を使っていかなければならない。
で、欲を言えば、サラリーマンであっても、どんな職業であっても、先ほど諦めていた収入部分も増やしていかなければやっぱり裕福になっていきません。
お金を増やすには、お金を節約することにエネルギーを注ぐのではなく、お金が将来、増えるようなことに投資すべきです。この後、具体的に何に投資すべきか、どういうお金を使い方をすればいいのか、教えていきますね。
(2) 家計を苦しめること
で、ここでちょっとだけ、脱線しますけど、もう一点、支出面で、考え方を変えていただきたいことについて話します。
できれば、家と車はある程度収入が増えるまで、買わないでいただきたいです。
この後、どのように収入を増やすのか話していきますが、収入を増やすには、ある程度の投資が必要になってくるんですよね。
で、家計がパツパツだと、その投資ができなくなってしまいます。
家の場合は、月額家賃と月額のローンの返済額が同じであれば、まだ理解できますが、車に関しては、なくてもいいと思うんですよね。
住む場所を選ぶ際に、車がなくてもある程度やっていけるのか、もしくは最近カーシェア、などの便利なサービスも盛んになってきてるので、気軽にカーシェアできる場所なのか、回りですぐにカーシェアで車をレンタルできるのか、そのあたりのことを考慮して住む場所を選んでください。
カーシェアも週1くらいにおさえられれば、車を保有するよりも定常的なコストはぐんと下げられるはずです。
だって、車を維持するだけで、車両保険やら毎月の駐車場代とかガソリンとか色々かかってきますよね。
そしてね、車、家を買うにしても、新車、新築にもこだわらないでください。
この新車、新築文化は、日本だけですね。
アメリカなんかだと、中古が当たり前です。
中古におさえるだけでも、かなり出費は抑えられます。
マンションなんかも、最近は駅地下の古いマンションをリフォームした中古マンション増えてますのでそういうところだとスーパーも徒歩圏内にあるのでお勧めです。
最近だと、リノベル、とか、リフォーム物件を多種扱う会社も増えてきてますよね。
車、住宅、このあたりのコストは、考え方を変えるだけで、日々の節約とは比べられないほどのコスト削減効果を得られる可能性があるので、ライフスタイルを見直してみてください。
(3) 何に投資すべきか?:時間に投資すべき
で、皆さんお待たせしました。じゃあ節約せずに何にお金を使えばいいのか、どうお金を使えばいいのか、について解説します。
具体的に言うと、時間、知識、に投資することが極めて重要です。
時間に投資する、とはどういうことなのか?
お金持ちの人は、無駄な時間を使わないんですよね。
例えば、先ほど話したような、10円、20円節約するために、遠いスーパーマーケットにいくのはやめてください、安いものを買うために、1,2時間並ぶのはやめてください。
列に並ぶ、というのは無駄な時間の典型ですね。例えば、めがねシャチョウもランチに行く時間は、11時45分くらいか12時半以降にしています。並びたくないからですね。
できれば、家事の時間も節約していきたいです。
食器洗い乾燥機、ルンバ、家事代行の依頼を検討してください。
ルンバで掃除できるようなレイアウトにしていく、ルンバがくぐらない家具は金輪際買わない、これぐらいの考えでやりたいです。
家事代行は、毎回かかりますけど、ルンバ、食洗器は、一回買ったら終わりですから、特にお勧めですね。
めがねシャチョウは、そんなにお金もないので、ルンバを買う勇気はなかったですが、ルンバに似たものを使用しています。性能もよくて安いものはたくさんあります。
食洗器も工事までするやつは高いので、3万円ちょっとの、簡易の食洗器を使用しています。
家事代行は前は契約してましたが、最近は契約してません。けど、共働きでお子さんがいらっしゃる家庭だと検討すべきだと思います。
とにかく無駄なことに時間を使わない、数十円とか少しのメリットのために時間を使わらない、そういう意識をもっていってください。
めがねシャチョウの本業はOh My Glasses TOKYOというメガネ屋をしていますが、実は、プロサッカー選手の本田圭佑さんに出資してもらってるんです。補足すると、本田さんは、ベンチャー企業への投資を活発にされています。その、本田圭佑さんは、新卒で名古屋グランパスに入った後にすぐに、安い給料なのに運転手を雇ったみたいですね。
え、って思うかもしれないですが、時間とか手間を減らすことで、より本業のサッカーに集中できる環境を作るためだった、と言っていました。
そう、こういう考え方が非常に重要です。
無駄なことには少しお金を払った、としても、時間を使わない。そのかわり、自分の浮いた時間を雑務ではなく、価値の高い使い方をしていく、ということです。
ほりえもんも言ってました。サラリーマンで経費精算を自分でしてる奴はダメだ、と。経費精算なんか、サラリーマンでもアウトソーシングすればいい、と。これは極端かもしれませんが、要するに、付加価値の高いところに自分の意識と時間を集中させていく、ということだと思います。
(4) 何に投資すべきか?:知識に投資すべき
これが次に説明する知識に投資すべき、ということです。
節約するのは、お金ではなく、お金が少しかかっても、時間を節約する。
で、大事なのは、節約した時間で、将来収入を増やせるように知識に投資していく、ということです。
どういう知識に投資したらいいのか、は人によります。
将来的な夢とか、趣味とか性格特性によって変わってきますが、副業などでも稼ぎやすいのは、やはりウェブのスキルなんじゃないでしょうか。
ウェブスキル、プログラミング、動画編集、このあたりのノウハウは、割とすぐに副業などにつながりやすく、在宅でもできることが多いです。
読書なんかもいいと思います。とにかく、自らの収入を増やしてくれるような知識、スキルの獲得に時間、お金を投資していくべきなのです。
サラリーマンの方であれば、オンラインサロンなどに投資する、登録するのもお勧めです。
ただ、オンラインサロンなどは、その多くは、情弱な人から搾取するような構図のものも多いので気をつけてください。
特に、安易な言葉で、金持ちになれる、とか、成功する、とか、耳心地のいいことをいっているオンラインサロンやら講座は詐欺まがいのものも多いので慎重に選んでいく必要があります。
慎重に選べって言われてもなかなか難しいかもしれませんが、これだけは言っておきたいのは、楽して成功したり、稼いだりすることはできません。
そういうことを匂わせるようなものには十分気をつけてください。
で、読書もお勧めと言いましたが、どういう本を読めばいいのでしょうか?
なかなか読書をして、それでスキルを身に着けて短期的に収入をあげていくのは難しいと思います。
すぐに短期的に収入に結びつくようなスキルは、本では得られません。むしろYoutubeのような動画含めたネットのほうが得られると思います。
読書で学べることは考え方です。
で、考え方って重要です。僕は、貧乏人ってお金がないから貧乏人ではなく、考え方が貧乏人になるような考え方をしているから、結果的に貧乏人になるんだ、と思っています。
適切な本を選べば、その貧乏人になるような考え方を正すことができます。
適切な本って何でしょうか?もちろん自分の興味にもよるんですが、5年、10年、20年たっても、読まれているような、名著を読むのがいいと思います。
巷には自己啓発書、ビジネス書があふれかえっていますが、ほとんどは、1年後、2年後にはほとんど読まれなくなります。
そういう本ではなく、古いけど今も読まれている本です。
読書から得られるものは、前向きな考え方とか、根本的な、生き方、とかそういうことで、読書を読む以外の時間をより効果的に、前向きに過ごすことに効果的です。
(5) 収入が増え始めたら?
ここで注意点を言いますけど、収入が増え始めても、すぐには、生活水準をあげないでください。少しの間、ぐっと我慢してください。
あげるにしても、固定費を上げる行為には、とにかく慎重になるべきです。なるべく変動費化してください。車も所有すると固定費になりますが、カーシェアにすませておくと、変動費ですみますから、いざ、というとき、一気にコストを減らすことができます。
で、少しの間は、浮いた分を生活水準の向上、安易な固定費上昇、に使うのではなく、さらなる知識、スキルの習得に投資してください。
それを続けているとどんどんどんどん好循環になっていきます。
好循環になってくると、前よりもお金が溜まるようになってくると思います。銀行口座の残高も少しずつ増えていくはずです。
で、ここでちょっとしたアドバイスですけど、溜まったお金を普通に定期預金とか銀行で預けていませんか?
溜まったお金は、全て日本円の現金で持つのではなく、金融資産で持つようにしましょう。
投資によりさらにお金を増やす、という意味もありますが、日本円、外貨、株式、投資信託、といった具合に、リスクを分散させていくのがいいと思います。
円安になるときもあるし、株式市場で株価が下がってしまうこともあります。
自分の資産を分散させておくと、不況でいきなり、株価が下落したとしても、かわりに円高になるとか、相互にけん制してリスクヘッジしていくことができます。
日本円自体、リスクになってくることもあるので、そこはよーく頭に入れておいてください。何かの拍子に一気に資産が棄損してしまうことだってあるので、なるべく資産は分散させておくのが良いです。