ジャクソンホール会議のお題

マーケットと金融当局の関係はいつも微妙です。 市場参加者は金融の量的緩和からの「出口」に関する直接的な示唆を求めましたが、イエレンさんやドラギさんのが講演の中身はもっと構造的なものでした。「Sustaining openness in a dynamic global economy」がドラギさんの講演テーマ。 金融政策とは直接関係ないにしても重要なテーマです。市場参加者は「肩すかし」と評したがるでしょうが……。

ともあれ、世界経済が上向き、金融システムが安定を取り戻していることが、長期的なテーマを語るのを可能にしているように思われます。そのことはイエレン、ドラギ、黒田のお三方の表情からも読み取れます。

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