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マーケティング×ノーコードの可能性について

今日のテーマは、「ノーコード」についてです。

皆さんノーコードご存知でしょうか?

ノーコードとは、コードを書かない、または少ないコードでアプリケーションやサービスを開発することです。

日経新聞には、ノーコードがアメリカで注目されており、ゴールドマンサックスも投資をしているとの記事が出ています。

通常、こうしたシステムの基盤となるソフトは専門知識を持つエンジニアがプログラミング言語を使ってコードを記述して開発する。一方、アンコルクのサービスを使うと直感的なドラッグ・アンド・ドロップでソフトをつくることが可能で、必要なエンジニアの数や時間を大幅に抑えられるという。ニューヨーク市のシステムもわずか3日で構築した。

ニューヨーク市のコロナ対策のページは、エンジニアに頼らずにノーコードで開発されたようですね。

このように、社会や顧客が必要としているサービスを素早く、エンジニアに頼らずにつくることは、あらゆる分野で必要とされていると感じています。

マーケターもノーコードで仕事の幅が広がるのでは?

以前に『マーケターも「つくってみる力」を磨こう』というnoteを書きました。

ここでお伝えしたかったことは、戦略だけ考えて終わりのマーケターより、実際にプロトタイプをつくり、顧客や市場の反応から学習して、自らサービスをブラッシュアップしていけるマーケターが求められてくるのではないかということです。

なので、マーケターは、エンジニアリングやデザインの領域を越境して学習していくことが大切なのではないかと考えています。

マーケターの理想の仕事
調査→戦略を考える→プロトタイプに落とす→顧客や市場の反応から学習→エンジニアやデザイナーと共創しながら改善

この循環を回せるようになると、世の中に面白い動きがたくさん出てくるのではないかと思います。

マーケターが、いきなりプログラミングをゴリゴリと書けるようになるのはハードルが高いです。(そう感じている人は多いのではないでしょうか?)

でも、戦略やアイデアを形にして、市場や顧客からフィードバックをもらうことができたら理想。

そう考えたときに、ノーコードという思想と方法を取り入れられると上記の課題をクリアできるのではないかと考えています.

BTC人材というモデル

Takramの田川さんの著書、イノベーション・スキルセット。最近読んだ本の中で、一番刺さりました。

目指したいのはアイデアとテクノロジーを、ユーザーにぶつけて確認できる試作レベルのものづくりを、自分自身で実行できるようになることです。

書籍の中でも、分業ではなく、考えた戦略やアイデアをユーザーにぶつけて確認できるスキルを身に付けるべきと紹介されています。

プロトタイプをつくるスキルは、全てのビジネスパーソンが身に付ける必要があるのではないかと考えています。

マーケティング×ノーコードの可能性を探る取り組みをはじめます

ここまでマーケターもノーコードの力でプロトタイプつくる力を磨きたいということを書いてきました。

言っているだけでは何も変化は生まれないので、動きます。

マーケティング×ノーコードを掛け合わせた実験をするための取り組みを開始します!

マーケターの筋トレをコンセプトに運営しているマーケティングトレースと、未来に誇れる発明を支援する ーTech For Goodー をビジョンとする「NoCoders Japan協会」と「マーケティング × No-Code(ノーコード)」の中長期的な概念検証(PoC)を目的として提携をすることになりました!

「コードを書かずにアプリやサービスを作れるNo-Code(ノーコード)」の概念をMVP(実用最小限の製品:Minimum Viable Product)等に活用することにより、市場からのフィードバックやプロダクトの仮説検証を「迅速・低コスト」で実施する「新しいマーケティングのあり方」を検証していくこと等を目的としています。

近年のNo-Code(ノーコード)は、静的なWebサイトだけでなく、SNSやコミュニティサイト、マーケットプレイスなどの動的なサイトの組み立ても、プログラミングなしで実現できるようになってきています。

下記はNoCoders Japan協会が作成したNo-Codeの情報交流を行う『[No-Code SNS(ノーコードSNS)]』です。

プログラミングを一切行わずにNo-Codeツール「[bubble]」を使用して、「SNSコミュニティサイト」として作成したとのことです。

非エンジニアでもこのようなMVPサンプルを作成できるため、今後マーケティングの戦略バリエーションにも影響を与えていくことが予想されます。

今後、提携の第一弾として、マーケティングトレースとNoCoders Japan協会の両コミュニティをベースとしたイベントを6月以降に予定しています!

まとめ

①誰でもプログラミング知識なしにアプリやサービスを形にできる世の中になる
②マーケターはエンジニアに頼り過ぎずにプロダクトをつくり市場や顧客から学習することが当たり前に求められるようになるのではないか
③ノーコードはマーケターの仕事の幅を広げるはず

まずは自分自身が、ノーコードを取得してサービスのプロトタイプをつくってみることから始めたいと思います。

ご興味ある方は、ぜひ一緒にコラボしていきましょう!


マーケティングトレースのオンラインサロン内でコラボイベントなどは開催していく予定です!