一言切り抜きfrom日経 #22 《教育篇》
© kuranary
2週間くらい前の教育面より。
日経は文化面も好きだけど、月曜日(かな?)の教育面も結構好き。
池上彰さんの大岡山通信はもちろん、塾の先生が書かれている小さなコラムも。
で。
今日はこの一言を皮切りに、教育について、投げかけをしたいと思います。
アクティブラーニングの導入が叫ばれて、はや幾年月が経ち。
「面白い授業をしよう」ということは大賛成ですが、
そこで行われていることの実態は、本質的なものが少ないように感じます。
西洋の鵜呑みが、嫌いです。
取り入れる、昇華する、混ぜるのはいいと思うけど、「鵜呑み」が嫌い。
鵜呑みは、生兵法。怪我の元。
そのせいで何も起こらない。時間が無駄。
語弊がないように一応書くと、
素晴らしい教育をされている先生も事例もたくさん知っています。
その反対の、鵜呑み&西洋からタイムマシンビジネス的に持ってきて
「私その第一人者です」と
鵜呑み推奨ビジネスをされている、そういうのが嫌いです。
フィンランドが流行ればフィランドに食いつき、
今度はアクティブラーニング。
ビジネス界もそうですが、教育界も軸がないのが、日本の大問題だと思うんです。
そもそもラーニングそのもの自体、アクティブなものであったはずで、
過去、脈々と、日本でも世界でも行われてきています。
たとえば、「学び合い」。
アクティブラーニング的最新事例のように推奨されていますが、
これ、150-200年前から日本でも行われていたわけです。
先日、日本の学び合い発祥の地の一つに行ってきました。
大阪、適塾。
© kuranary
そこで生まれたやり方は、「半学半教」。
学んだらすぐ教える。という方法です。
予算の都合上、講師が少なかったから、すぐ後輩に教えよ、と側面もあったらしいですが、
学びの定着が大きかったのも、推奨理由の1つ。
そこで先生だった福沢諭吉さんはそのコンセプトを、慶応でも推奨されています。
なので慶応出身者はご存知の方多いみたいですね。
さて、冒頭の日経の切り抜きの「教えることは2度学ぶことである」
これはフランスのことわざだそうですが、
お分かりの通り、フランスと大阪が、ずっと以前からシンクロしていたわけです。
普遍的なことは、洋の東西とかそんなことに関わらず、共通。
時代の流れに合わせることはとても大事。
だけど、流行に流されない、
軸を持つことが、今の日本の教育に一番大事なことじゃないでしょうか。
日本、世界の未来を担う教育ですから、特にみなさんと考えたいところです。
教育の軸。
あなたはどうお考えですか?
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