花粉の飛散が消費に及ぼす影響
昨夏の猛暑の影響により、今春は首都圏で花粉が6年ぶりに大量飛散する可能性が出てきているそうです。花粉が大量飛散すれば、花粉症患者を中心に外出が控えられ、日本経済への悪影響が懸念されます。
経験的に冷夏→猛暑となった翌春には花粉の飛散量が急増する傾向があります。そして、過去のデータに基づけば、7-9月の平均気温と翌1-3月の家計消費支出には負の相関関係があることが窺えます。
過去の経験に基づけば、花粉大量飛散の影響として、外食を含む食料費、レジャー関連を含む教養娯楽費、買い物に出かける頻度の影響を受ける被服履き物等を中心に家計の消費支出が減少するけいこうにあります。
今春の花粉大量飛散により花粉症患者が増加すれば、悪影響が拡大する可能性もあるでしょう。今後の動向次第では、足元で減速感が漂う日本経済に、花粉の大量飛散が思わぬダメージを与える可能性も否定できません。
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO40360740T20C19A1000000?channel=DF140920160927&n_cid=TPRN0016