教えて、詳しい人。5Gって、5 Generationのことですよね。で、それ何?
ねぇねぇ、携帯電話が早くなるらしいよ
すみません、本当は良くこの話知っている側のデジタル・マーケッター(デジタリアン)です。しかし、少しこの話に関して、もっとこの技術を有効活用するために、ヒントがあるのではと思い、このタイトルと見出しを付けました。
というのも、最近の技術は、少し安易にネーミングをつけているし、またその内容の説明も丁寧でないことが増えてきたと思うのです。まずは、このニュースです。
すでに、米国・韓国で始まった、5Gなのですが、多くの人にこの内容、つまり何が進化したのか、何が便利になったのかは伝わっているのでしょうか。
この記事にもあるように、携帯電話の回線速度が速くなるのです。でも、この文章も変だと思いませんか?「携帯電話が速くなる」って、「電話」に注目すると、私が話した会話が、相手に倍速で聞こえるのでしょうか?もちろん、読者の皆さんはわかっていると思います。音声通話ではなく、携帯電話の上にインストールしたソフトウェアが通信するときの、通信速度が速くなるのです。
つまり、今は「携帯電話」ではなく、「音声通話可能小型通信デバイス」に中身は変わっているのですが、その名前を変えずに来たために、なにか不思議な文章ができるのです。
5G=第5世代。これも、内容説明をやめましたね!
そして、5G=5 Generation=第5世代。これも、あまりよくないネーミングです。私たちは、最近このネーミングに慣れました。Windows95, iOS12.2とかですよね。以前はこのようなネーミング行っていなかったのです。例えば、洗濯機。最初は、洗うタンクと脱水が別だったので、この洗濯機を「2槽式洗濯機」としました。そのあと、中の衣類の量などを検知し、乾燥まで行う洗濯機では「全自動洗濯機」と名前を丁寧に変えたのです。洗濯機1.1とか、洗濯機5.0とかではないのです。
このように名前を丁寧に変えたほうが、利用者は利用イメージが広がり、活用度が高まるのではないでしょうか。名前から、実態が想像でき、何が前と異なるのかがわかるからです。今回の通信技術に関するネーミングに少し気を使うだけで、日本の携帯通信網の新しいビジネスを生むかもしれないのです。
私たちに必要な技術です。そして、その技術の進化は、経済の成長に貢献します。ぜひ、技術者、技術サイドの方は、わかりやすいネーミング、そしてわかりやすい説明を行っていただきたいものです。ほんのちょっとした工夫なのです。