新しい技術で、新しい働き方、新しい仕事
AIが、仕事を奪う、そんな話が良く登場していました。この記事では、いや雇用も生むとの前向きな解説。非常に良い視点だと思います。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30755840R20C18A5I10000/
この記事の中で、
AIの「雇用創出効果」にも注目する必要があります。三菱総合研究所によると、国内では30年までにAIなどの新技術の普及により740万人の雇用が削減される一方、新たに500万人の雇用が生まれるとのことです。雇用のおよそ半分がなくなるという以前の予想と比べると変化は穏やかです。
とありますが、私はもっと雇用が生まれると思います。というか、働く人がいる限り、仕事はあるのだと考えるからです。ここでは、2つの理由をあげて、考えます。一つ目は、まだ私たちはAIの使い方を知らない点。もう一つは、AIがあっても、ビジネスや政治の重要な判断は人が行う点です。
私たちはAIの使い方を知らない
AIは普及し始めたばかりの技術です。従って、しばらくはAIの技術を運用するスタッフが必要でしょう。つまり、AIが直接的にAI管理者やAI運用者という雇用を生むのです。これは、AIの初期段階では多くの人が必要な可能性があります。ちょうど、20年前ほどに、多くの企業にパソコンが導入されたとき、今にして思えば「たかだパソコン」のために、多くのパソコンの導入スタッフや、教育スタッフ、保守スタッフが必要でした。今回も、同じことは起こるでしょう。
AIは、判断しない
ご存知のように、現在のAIはディープラーニングを使っており、過去に似たような事例がある、簡単なプロセスや仕事は、自動実行させられます。しかし、過去にない事例や、非常に高度、またはリスクが高い問題については、AI自信は判断を避けるようにするでしょう。たとえば、極端な例では、AIは会社の財務データや、収益性などを判断は可能ですが、AI自らM&Aを判断するようなことはさせないでしょう。そこには、人間が必要なのです。このような高度な判断は、AIを使うことで、より精度の高いデータを使えますが、判断は人です。
このような視点から考えれば、AI時代には、新しい働き方、新しい仕事が生まれ、雇用も創出されるのでしょう。
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