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進化する秘密基地を作りたい。

以前から漠然と考えていたことがある。ガレージハウスを作って暮らしてみることだ。もちろん、ただ車を停めて置く場所ではない。いわゆる秘密基地で、車を眺めながら新しい企画を立て、素早く体験していくための場所だ。

道具は色々揃えていく。食器や物入れ、ちょっとした表札や案内板、そして棚や柵は全て自作できるようにする。まずは木工ができる旋盤だ。ノコギリ、鉋、ノミ、さしがね、脚立などは必須だろう。樹脂のフィラメントが使える3Dプリンタも揃えていく。3次元で欲しいものの図面さえ描けば、欲しい数だけ量産してくれる。金属加工の装置や焼き物をつくる炉やろくろなどは、木工と樹脂加工の腕が上がったらトライしてみたい。

ガレージハウスを調べてみると、コロナ禍で再び注目され始めているようだ。密を回避しながら、趣味を楽しんだり、リモートワークで活用したりする場所として人気が出ている。企業側としては、遊休地を活用した新事業として、本業の落ち込みを少しでもカバーしていこうという戦略だ。鉄道の高架下などであれば、音を気にせず色々なことが楽しめるのではないかと思う。

でも折角ならば、都会から少し離れた緑あふれる場所で拠点を構えたい。もっと自然と共に暮らしている状況を作ってみたい。その際、一番大事なのは「食」だと思う。少し大きめな家庭菜園を作って、季節ごとに色々な野菜が取れるようにする。足りないものだけ、都心に買いに行く。とはいえ、ずっと畑や田んぼにかかりきりにはなれない。となると、なるべく手のかからない作物から始める。水やりや肥料などは、IoTを駆使して簡易な自動化から進める。プランティオのIoTシステムなどからぜひ使ってみたい。


次に手掛けたいのは、エネルギーだ。太陽光や風力、できれば水力での発電に挑戦してみたい。都会で長らく生活してきたので、電気は当たり前にあるもので、ありがたいという感覚がなくなっている。そうした意識を変えると共に、エネルギーは「身の回りの自然にたくさんあるんだ」という感覚も持ちたいと思っている。幸い、世の中には簡単なものから、プロ級のものまで色々な発電装置がある。まずは手頃なものから始めて、次第に発電量を増やしてみたいと思う。

ものづくり、食、エネルギーとみてきたが、次に欲しくなるのは水だ。少し検索していると、面白い技術が見つかった。空気から飲み水を量産するという仕組みだ。空気中の水分を結露させ、水にしていくと言う。1台の装置で夏なら20リットル、乾燥した冬なら10リットルの水が作れるという。電気代は気になるところだが、自然エネルギーと組み合わせてぜひ使ってみたいと思う。まずは技術の中身やエネルギー効率などを調べていく。

10年くらいのうちに、車やバイクの整備も自分でできるようになりたい。それまでに、色々なものづくりで「手仕事」の能力を高めていこうと思う。やはりこれまではどうしても机上の話、実際に手を動かさない話が多かったので、かなりの険しい道のりだと思うが、長い時間をかけながら少しずつ進化してきたいと思う。ロボットやAIが全てをやってくる世界はそう遠くないうちにくるかもしれない。でもそうした未来だからこそ、「手仕事」もできることにこだわって生きていきたいと思う。まずはガレージハウスの場所を決めるところからだ、数年以内のオープンを目指して頑張っていきたい。

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