音声SNS「Clubhouse」で即席イベントをしてみたら100人以上集まった話
こんにちは、電脳コラムニストの村上です。
急速に話題になっている米国発の音声SNSアプリ「Clubhouse」。招待制のクローズドβテストであることが早く使いたい!という焦燥感をあおり、大きなうねりになっているのを感じます。
「音声版ツイッター」と呼ばれる米国発のアプリ「Clubhouse(クラブハウス)」が日本で急速に広がっている。テキストでのやりとりや保存は一切できず、会話を聞いたり議論に参加したりと音声の交流を楽しむ。完全招待制のため一見「謎のSNS」と化しているが、現在はIT(情報技術)企業の会社員やインフルエンサーたちの利用が多い。米ツイッターも音声ツイートの実証実験を始めた。クラブハウスは「音声SNS」市場の火付け役になるか。
わたしも先日からはじめてみたのですが、Podcastや他の音声系サービスとはまた違った魅力があると感じました。Clubhouseってなに?という方は以下の記事をご覧ください。
個人的な印象としては、「Clubhouse」が実装している機能が、コロナ禍によって三密を回避しなければいけない私たちにとって、リアルに近い「密」な感覚を与えてくれる点が、画期的だったように思います。
基本的には、アメリカのイベントでよく開催されている「アンカンファレンス」と呼ばれるようなイベント参加者がボトムアップで企画する会議を実施するのに最適化されたサービスという印象です。
わたしも徳力さんと同じ印象で、久々に会った方(アプリ内でヴァーチャルではありますが)とすぐに話せたり、スピーカーとリスナーが適宜入れ替わったりすることでルーム内の熱量(エンゲージメント)が高まりやすい点が興味深いと思いました。
その場でルームをつくってゆるく話すこともできるのですが、日時を指定してイベントをたてることもできます。スタートアップ系の方やHR・採用関係の方が結構見かけたので、さっそく朝いちで夕方18時スタートのイベントを立ててみました。
※ プライバシーの関係で一部キャプチャ画像を修正しています。
はじめてみれば大した告知をしていないのにも関わらず、あっという間に100人以上集まりました。実際にビジネスでLinkedIn(リンクトイン)を使いこなしている方をスピーカーに招き、実践的な使いこなし術をシェアしてもらえるなど、非常に濃い内容になりました。
Q&Aを機動的にできるところもポイントです。発言したい人は手をあげればスピーカーになれるので、リアルイベントの質疑応答みたいなイメージでやりとりができます。今回も学生の方やシアトルから参加してくれた方から質問をいただき、ざっくばらんに回答することができました。メンバーの方の実際の声を聞けるのはうれしいですね!
今回イベントをホストする上で留意したことは、
・5分前にルームを開設し、人が集まるまでの時間を確保する
・その間に入ってほしい人にpingを送っておく
・雑音が入らないように環境を整え、イヤホンマイクを使う
(手持ちのミキサー経由でやろうとしましたが、まだアプリ側が対応していないようです)
・他のスピーカーの方には発言していないときはミュートにしてもらうようお願いする
・予告していた時間になったら中締めをして終了に向かうが、バックステージ的に15分程度の余白を用意しておく
という感じです。
イベント後はリンクトインでも10人以上のリスナーの方からつながり申請をいただき、期待していた以上の手応えがありました。
しばらくはいろいろと試行錯誤しながら、Clubhouseをどうビジネスに活かせるかを研究してみようと思います。
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タイトル画像提供:metamorworks / PIXTA(ピクスタ)