キャリアアップしたいなら、友達付き合いを減らしてください。
キャリアアップしたいなら友達付き合いを減らしましょう。
この真意は何なんでしょうか。
一つ目は忖度、についてです。
あなたが成功したいのであれば、友達、とか友達付き合い、というのは少し弊害になってくることがある、という話です。
元プロ野球選手で楽天、ヤクルト、阪神、等の監督を歴任された野村克也さんの言葉を紹介します。
野村克也さんの生前の言葉で「35歳を超えて敵がいないということは、人間的に見込みがないことである」という言葉が私はすごい好きなんですが、何かを成し遂げようとすれば、当然、敵はできる、ということを言っているんだ、と思います。
私も普段自分のSNS等でポジショントークで好き勝手、発言していますが、自分のポジションでがっちり足場固めて勇気をもって意見述べていったらいいと思います。批判的な態度とる人もいるけど、仕方ないと思うんです。
友達はいらない、ということには直接的にはならないにしても、逆に友達のやっていること、言動を忖度して、やりたいこともできない、回りに気を使って言いたいことも言えない、ということになりえます。
サラリーマン時代の上司が昔、小泉純一郎内閣で働いていました。その上司から何度も小泉純一郎元首相の凄さについて教えてもらいました。
当時の上司が、第一次安倍内閣当時の安倍総理と小泉純一郎元総理を比較して説明していたのですが、小泉総理は、友達がいなかったから、改革を断行できた、と言っていました。
友達がいない、というわけではなく、派閥の人間関係、であったり、つるんでいた人、という意味だと思います。
やっぱり友達が多いと、忖度してしまって、言いたいことがいえなくなりそうです。
小泉総理の改革断行に関しても、忖度する部分、聖域の部分が少なかったからこそ、できたことなのかもしれません。
2つ目が、友達は結局、ついてくる、ということです。
友達はいらない、ということには直接的にはなりませんが、わざわざネットワーキングしたりして無理に友達、仲間、コミュニティ、を作ろうとしなくても、本質的なことに集中すれば、結果的に後からついてくる、ということです。
本質的なこと、とは何でしょうか。これを読んでいただいている方の中には、20代、30代の方が多いと思いますが、この年代の方ですと、やっぱり、本業、つまり仕事での結果になります。
結局、仕事ができるだとか、活躍している人に、人は自然と集まりますから、無理に友達を作ろう、とする必要はないです。
本来あなたがやるべきこと、本業を突き詰めていくのがいいと思います。
最後に、それでも友達が欲しい人に、どういう友達がいいか、アドバイスします。やっぱり人は寂しい部分もありますし、友達が欲しい、という気持ちもわかります。
大前研一さんの言葉で、人が変わる方法は3つしかない、というものがあります。
人間が変わる方法は3つしかない。 1つめは時間配分を変えること、 2つめは住む場所を変えること、 3つめは付き合う人を変えることだ。
といった言葉なんですが、人付き合いにおいて、誰と一緒にいるか、というのは非常に重要です。
アメリカの起業家・自己啓発作家のジム・ローンという人物を知っていますか?
ジムは、アメリカのセールスマンとして活躍した後、一流企業のコンサルタントとして活動し、31歳で億万長者となる大成功をおさめた人物で、彼の名言は世界の成功者たちに大きな影響を与えていると言われています。
知らない人がほとんどだと思いますが、そんなジムも人付き合いについてこのように話しています。
あなたはもっとも多くの時間をともに過ごしている5人の平均である。
よく一緒に時間を過ごす身近な5人を思い浮かべてみてください。
いかがでしょうか?
5人の個性を平均すると、自分に近い人物像になる方が多いです。
あなたがどれだけモチベーション高く生きていても、どれだけ才能、ポテンシャルがあっても、あなたが日々付き合う人が飲み歩いているばかりの意識の低い人であれば、次第にあなたもその影響を受けていきます。
逆に、自分に自信がなくても、ポジティブで頑張る友人と付き合うようにすれば、それに影響を受けて頑張れるようになります。
このように、自分を変えるには自分の努力だけでなく、誰と付き合うかというのも非常に重要です。
今日は、あなたに友達はいらない、そして、友達付き合いするにしても、こういうことに気をつけてくださいね、ということを話しました。
無駄に時間がとられる割に実りがない人付き合い、この際、断捨離してみてはいかがでしょうか?