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帰国時PCRで陽性になってしまったらどうする・・・?

パリで開催されたVivaTechを中心に、オランダ・イギリス・フランス・ドイツのスタートアップエコシステム関係者とのミーティングや、施設の見学に行ってきました。
・・その話はまたちゃんとまとめていきたいと思うのですが、今日は別の話を。
4月のスペイン、5月のシンガポールでも帰国時に必要だった成田・羽田でのPCR検査が6月からはなくなると聞いて(正確には8割が免除で今回滞在する国は免除されるグループに入っている)、これは入国手続きが楽になるなと思っていました。

対象国の選定では、国・地域を3グループに分類した。現地の感染者数や検疫での陽性率が低い順に①入国時の検査・待機が不要②ワクチンの3回接種なら検査・待機不要③検査必須で自宅や施設で3日間待機――とする。

入国時の検査・待機「8割が免除に」 官房長官表明(2022年5月20日 16:59)

今回は階段から落ちることもなく(4月のスペインでやらかして救急車に)、人員が減ったことによる空港手続きの混雑でいつもより大変だなと思うことはあれど、今回は順調に全旅程を終了・・・と思っていたところ、帰国前PCR検査で陽性に。

入国にPCR検査を課す国は殆どなくなったのですが、日本はまだまだ必要。帰国のためには、72時間以内のPCR検査での陰性証明が必要なのですが、抗原検査ではNG、かつ日本の指定したフォーマットでの陰性証明書でなければいけません。

今までもこの検査で陽性になったらどうするんだろう・・帰国に向けた手続きはあちこち説明があるのに、「陽性になったら」という説明がどこにもないのかが気になってしましたが、まさかの自分がその立場に。
以前空港検疫で日本での検査で陽性になった場合、というのは体験記も見るけることはできるのですが、海外にいる時のものが殆どなく、いざ”陽性”と判定されて「あれ、どうなるの???」と。

今回、ラッキーなことに最終地がドイツで、隔離はドイツだったのですが、現地でお世話になった方がドイツでの隔離情報や(5日間の隔離に変更になったばかり)、検査場の情報や抗原検査キットが買える場所など必要なことを丁寧に教えていただきサポートいただいたのと、同時期に陽性判定を受けた知り合いが何名かいて、みんなで情報交換が出来て本当に心強かったです。これから海外に行かれる方も多いと思いますので、備忘録も含めてメモとしてこのnoteを残しておきます。(前置き長い・・)

1 まず領事館に連絡
国によって隔離の日数やルールが異なります。条件によって手続きが変わってくるので、知人に頼るのももちろんですが、正確な情報は領事館に連絡をするのがいいと思います。また、仮に重症化した場合の連絡先が必要な手続きも確認しておくのが安心です。

2 保険会社に連絡
帰国が延びた場合のフライトの変更代、ホテル(ドイツの場合はホテルで自己隔離でした)の滞在費、PCR検査費・・・などただ隔離すると言っても自宅とは異なるためとにかくお金がかかります。加入している保険がどこまでカバーが可能なのかによって取れる策が異なるため、まずは連絡をしましょう。(もちろん全てカバーされる保証はないのでご注意を)
ちなみに、こんな時期なので保険は必ず入ることをお勧めします。私の場合はカードの付帯保険です。保険、本当に大事です。(痛感)

3 航空会社に連絡
陽性になったPCR検査結果を提出することで、振替の手続きが無料になることがあります。条件は購入したチケットによって異なるため、自己判断せずに窓口に問い合わせを。規定通り隔離をしても、PCR検査の結果が陰性になるまでは帰国はできないので、どのくらい変更の余地があるのかも確認した方がいいでしょう。

4 抗原検査キット
日本で買っていくのが安心ですが、高いですよね・・・ドイツのは唾液ではなく鼻のものですが、1つ2ユーロくらいでした。安い。ドイツの場合は検査場が空港や駅にもあり(しかもオンラインで簡単に予約できるので楽)受けやすいのですが、場所によっては一部の病院など限られたところも。また、PCR検査は検査結果が出るのが早いものだと1回150-200ユーロくらいするので、抗原検査キットで確認してから受けにいくと何度も受け直さなくていいので安心です。


ヨーロッパの街中はマスクをしている人も少なく、「日常が戻ってきた!」と思っていましたが、まだまだコロナ禍。ロイターの統計を見てみても、日本の1日の新規感染者の平均が14,843人なのに対して、米国が109,847人、ドイツが77,698人、フランスは49,123人。

3回目のワクチン接種も2月なので効果が落ちてきている頃でもあったのかもしれません。世界はどんどん開かれていますが、コロナ禍であることは忘れてはいけないということを痛感しました。マスクをすればいい、という単純な話ではなくあらゆる可能性を考慮し、準備をした上で行動をしていく必要がありますね。

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