週休「1日」か「3日」かは週単位で選べる社会へ。主体的な休日出勤も検討を
こんにちは、リデザインワーク代表&ベーシックCOOの林です!
今年に入り、「選択的週休3日制」の議論も進んでいますね。多様な働き方や生き方が実現していくのはとても良いことだと思っています。
個人的には、現在議論されている「選択的週休3日」も良いですが、週休3日を選択した人は、週休3日でないといけないという固定的な制度だと活用の幅が限定的になるのではないかと思っています。
今週は週休3日、来週は週休1日など週によって、週休を選択できるのが理想だと思っています。
週休1日、日本的に言えば、休日出勤を積極的に認めることも併せて検討することで、週休3日によって給与も減るか、減らないかの2元論だけではない柔軟な議論もしていけると良いと思います。
既に5年ほど前ですが、「日本・ノルウェーのオフィスワーカーの働き方を考える」セミナーに登壇させていただきました。
・ノルウェーでは93パーセントが自社の生産性は高いと回答し、対して日本
では23パーセント止まりで、約4倍の意識の差が生まれている
・平均労働時間では、日本とノルウェーではほとんど大差がない
・ノルウェーでは50%以上の人が月に1回以上休日出勤をしている
日本では75%以上は休日出勤をしていない
ノルウェーでは半数以上の人が月に1回以上休日出勤しているという結果が当時とても新鮮でしたが、話を聞いてみると、とても合理的でした。
当時からリモートワークが当たり前のノルウェーでは、土曜日の午前中に、2~3時間ほど家で企画書を作ったりする。その分、その週の平日は夕方16時に仕事を終えるなど各々のワークスタイルの柔軟性がとても高いということでした。
リモートやフレックスが進んでいなかった従来的な日本での休日出勤は、
・休日にオフィスに行き仕事をする(通勤もあるので終日イメージ)
・自らの意思ではなく、会社/組織の意思により仕方なく
というイメージだったかなと思います。
今後の休日出勤は、自宅で、自分の意思で、自分のライフスタイルに合わせて数時間という形で非常にポジティブなイメージを持っています。
実際に、僕自身も、子供が月に1~2回土曜日に授業があるときなどは、自宅で仕事をしていることもあります。その分金曜日は仕事を早めに終えたり、翌週は週休3日にしたりなどが柔軟に選びながら働いていければ良いですよね。
もちろん、休日手当が欲しいので、あえて土曜日や日曜日に働くなどはナンセンスなので、休日手当の在り方などの見直しも併せて検討していく必要があると思っています。
また、多様な働き方の議論をする際には、自律的に働ける人じゃないと難しいという声をよく聴きますが、自律的に働ける人にあふれた社会にしていきたいですよね。
そのためには、自律的ではないからと縛りに行くのではなく、いかに自律的な働き方が出来るように仕組みを整えていくのかを議論・推進していきたいですね!
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