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スローファッションの時代〜100%循環ライフスタイルをめざして

ファスト文化とスロー文化の比較で、もっとも分かりやすいのが、ファストファッションとスローファッションの比較でしよう。先日も、英会話教室でフィリピンのセブ島の講師の方に、スローイノベーションを説明するという無謀な試みをしてみたのですが、「大量廃棄のファストファッションを循環型のスローファッションに変えないといけない」という話は、しっかりと刺さっていました。

スローファッションの挑戦

ところが、ファストファッションは世界中どこに行ってもお会いできますが、スローファッションはというと、いったいどこに行けばアクセスできるのか分からないのが現状でしょう。

そんな中、パタゴニアさんが、スローファッションを極めるべく、さらなるアクションをしてくれたようです。

次の記事は、パタゴニアの京都店が6月、古着と修理の店に期間限定で変わったことを報じています。すごいですよね。

この記事で象徴的なところが、あれもこれも手に取りたくなる顧客に対し、同社は「必要ないモノは買わないで」と伝えていると言います。なんとも素晴らしいですね。

どこから始めるか、スローファッション

具体的に想像してみませんか。自分の押し入れから、最近着なくなっていたパタゴニアのダウンをお店に持っていくとしましょう。いいことですよね。でも、自分の家のものがぜんぶパタゴニアだったらいいのですが、私の場合は、ほんの一部なので、他のものは、結局いつかは捨てることになりそうです。

そんな方に朗報です。同じ京都のスローファッションの取り組みとして、全国にスピンズというアパレルショップを展開するヒューマンフォーラムさんが始めた、「循環フェス」があります。こちらはさらに社会課題解決の色が濃く、なんと一社で、あらゆるブランドの洋服の回収に応じる取り組みです。

最初の一歩として、誰かに使ってもらえそうな服は、循環フェスに持って行くことにしましょう。どうしても使えそうにない服は、雑巾にするとか、なんとか自宅でリユースを考えましょう。

その次に大切なのは、リユースを実践しているブランドの服だけを買うようにすることです。そうすれば、私たちは自分の廃棄を減らすだけではなく、スローファッションのブランドを応援し、ファストファッションの悪影響を供給サイドでも減らすことに一票を投じることができるからです。

長く使えるものを買う

とはいえ、スローファッションのブランドはまだまだ少なく、それを選ぶのは日常生活の中で難しいかもしれません。

そこで私たちがいつでも始められることは、「穴があいても直したい服を買う」ことです。たとえそのブランドが、リユースをまだ推進していなかったとしても、自分の中で、循環を実践することができるのです。毎年買い換えることを前提に服を買うのをやめて、直しながら長く使う。そのためには、長く使いたいと思う服を買うことが、始まりです。

そう考えると、和服はいいですよね。流行に流されないので、洋服よりも長く使える可能性が高いと思います。

スローファッションから、100%循環ライフスタイル、始めてみませんか。

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