税収が見通しを上振れた背景

昨年度の国の税収は当初の見込みから1兆円ほど上振れし、58兆円台後半となったということですから、一昨年度の税収が55兆円台だったことからすれば、前年比+5%以上の増加になりますね。

一方で、昨年度の名目経済成長率は+1.7%でしたから、政府が1強程度としている税収弾性値は、昨年度は3を超えたことになります。

昨年度の名目経済成長率が政府見通し(+2.0%)を下振れたのに、税収が見通しを上振れたのには、こうした背景があります。

理由としては、やはり株価上昇があると思います。

特に、近年のプライマリーバランスの動きを見ると、名目GDPよりも株価指数のほうが連動性が高くなっております。

という意味では、財政再建には株価の上昇もかなり重要なことになりそうです。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32166060T20C18A6EA2000/

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