ニュースを読む基礎体力をつける。NIKKEI Morning Briefingを始めます
こんばんは、コンテンツマーケティング担当の渡部です。本日3月23日から日経電子版で連載をスタートした「朝刊1面を読もう。Morning Briefing」について少し紹介します。
Morning Briefingとは
日本経済新聞の朝刊1面のニュースを、分かりやすくアレンジした日経電子版の記事です。たとえば3月23日の朝刊1面「主要国、経済対策を拡張」という記事は少し難しく感じるかもしれませんが、Morning Briefingでは「経済対策=なぜ雇用の維持なのか」という疑問に丁寧に答えるよう心がけています。
実は以前、noteでもMorning Briefingを連載していたことがありました。2019年6月、最終回の言葉がこちら。
またパワーアップした姿をどこかでお見せしたいと思いますので、その時にお会いしましょう。
この締めの言葉を実現する機会をずっと伺っていたのです。こうして日経電子版でパワーアップした連載をお届けすることができて、発起人として大変感慨深いものがあります。
朝刊1面を読むメリットとは
とはいえ「新聞を読まなくても生活には支障ないよ」「情報収集はネットニュースで十分」という方もおられると思います。人によって必要としている情報は異なりますし、それを否定するつもりは全くありません。
では朝刊1面を読むメリットとは何なのか。それは「ニュースを読む基礎体力を身につけられること」だと考えています。
そう思うに至ったのは私、渡部の個人的な体験がきっかけです。
5年前、記者として最初のキャリアは整理部でした。あまり馴染みがないかもしれませんが、整理部とは記事のポイントをふまえて見出しを付けたり、レイアウトを整えたりする、いわば裏方の仕事です。
はじめは記事を読んでもどこにポイントがあるのか分からず、見当違いな見出しを付けていました。記者を志してそれなりにニュースに触れているつもりでも、「ちゃんと理解できた」との間には大きな隔たりがある、とそのとき初めて気がつきました。
ニュースを読む基礎体力を身につけるには
苦労はありましたが、半年ほどでニュースのポイントを外さないようになりました。一番の要因はニュースを読む基礎体力が身についたことです。毎日10km走り込むみたいなもので、だんだんとツラくなくなってくるものです。
「10km走るどころか、新聞を10分読む時間もないよ」
という方が大半だろうと思います。では忙しい人がニュースを読む基礎体力をつけるにはどうしたらいいのか。「その日の一番重要なニュースを押さえておく」のが最も効率のいい方法です。
最初に話を戻すと、一番重要なニュースが載っているのが朝刊1面です。重要、というのは主観的な表現ですが、毎日数十人が参加する編集会議で本当に重要かどうか、伝えるべき価値があるかを検討しています。言い換えるなら朝刊1面は「広く影響が出る」「節目が変わる」ニュースを選んでお届けしているメディアです。
Morning Briefingのキャッチ「朝刊1面を読もう。」には一緒に頑張ろう、との意味も込めています。ニュースを読んだ方がいいのは分かっているけど……Morning Briefingはそんな悩める若手社会人の伴走者でありたいと思っています。
新聞を読み始めるならいつがいい?
日々のニュースをきっかけに新聞に興味を持ってくれる人が一人でも増えたら、こんなに嬉しいことはないです。
「ちょっと新聞を読んでみようかな」という方へ。今が一番おトクです。申し込みから2カ月間、日経電子版の有料コンテンツをすべて無料で体験できる春割キャンペーンが本日からスタートしました。
くしくも本日3月23日は、日経電子版は創刊10周年の日でもあります。「10年前と比べてよくなったね」と言ってもらえるよう、サービスやコンテンツの改善に努めてまいります。これからもよろしくお願いします!