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「移動距離が長い人ほど「イノベーション」を起こせる」

と言われることがあるが、なるほどな、と思うことが多い。

仕事で成功をおさめている人の共通点の一つに、「移動距離」があり、シンプルに移動時間にゆっくり思考することができる、思考するために未知の世界へ移動するとも言える。

自分も学生時代からの趣味で海外一人旅に休みのたびに行っているが、数えてみるとこれまで32か国に海外旅行したようだ。まずは目標の50か国に向けて、とにかく新しい国に行くことを優先している。

旅行といっても、ずっと観光地をめぐるわけでもなく、1人で旅行するわけなので、暇になる時間が多い。暇になるので、結局カフェとかでゆっくり仕事のことを考えたりするのだけど、時間の流れがゆっくりだし、オフサイトを超越した環境変化もあるので、緊急じゃないけど重要なことを考える時間が十分にとれる。十分に考える時間をとっても、それでも移動時間など時間が余ってくるので、読書などに充てる時間も潤沢にある。

土地勘のない新しい国に行くのも刺激になる。
今回、パリの出張にあわせて、エストニア、フィンランドを少し旅行したのだけど、学びが多かった。(ちなみに今ヘルシンキ空港で暇なので書いている。)

自分探しの旅、と言われることもあるけど、要するにいつもと違う環境で暇な時間が多いので、仕事についても、プライベートについても、「緊急じゃないけど重要なことを考える時間を潤沢にとれる」、ということかと思う。

新しいアイデアや示唆も海外旅行中に得ることが多いし、振り返るとその示唆が無茶苦茶重要なものであることも多い(もちろん常に学ぼうとする視点をもって過ごす必要はあるが)。

例えば、今回のパリ滞在中に、日本でも有名なラーメン屋のパリ店にいったのだが、それだけでも学びは多かった。

価格設定、味、メニュー、クリエイティブ(日本とパリでの違い)、接客、スタッフ構成(フランス人、日本人)、日本ぽさの出し方(日本のプレゼンテーションの仕方)、客層(観光客、現地在住の日本人、現地フランス人など)。

ラーメン、生ビール、餃子を食べて5500円ぐらいで、日本の2倍以上だったが、それでも行列ができてて、並ばないと入れなかった。日本が安すぎるということかもしれない。

パリにある日本酒の店にいったときも学びがあった。スタッフと話しているときに、こういう日本酒、フランス人の人好きなんですよね、と言ってて、ああ、日本ぽさ、といっても、国籍によって好きなところが違うんだな、と。
例えば、フランス人が好きな日本ぽさ、と、中国人が好きな日本ぽさは大分違うんじゃないか、と。
当たり前といえば当たり前かもしれないが、海外一人旅は、日々過ごしている中で本当に学びと示唆に溢れている。

それをいつも自分はノートに書き留めて後から振り返るようにしているが、後から振り返っても、海外一人旅で得たことは思ってた以上に多かった。

国内でも1人オフサイト的に、1人で旅行することが多いが、忙しければ、都内のホテルに泊まってみる、でもいいと思う。



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