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NFTで自分のアート作品を出品してみた

こんにちは。グローバルでDXの調査・支援をしている柿崎です。
2021年に入り、NFTの高額取引に関するニュースや記事を毎日のように見るようになりました。
10月30日、日本で初めて「NFTアート」を扱ったオークションが開催され、最高落札額の作品は839万5000円だったようです。

国内で初めて「NFTアート」を扱ったオークションが、10月30日に東京都渋谷区で開かれた。主催はSBIアートオークションだ。映像作品など8つのNFT作品が出品され、会場のほか、電話やネットで入札が相次いだ。最も高額で落札されたのは、現代美術家のスプツニ子!の作品で839万5000円(落札手数料込み)だった。

21年3月、デジタルアート作家のビープル氏の作品が6935万ドル(約75億円)、ツイッター創業者ジャック・ドーシー氏の初ツイートが291ドル(約3億円)というオークションが話題になりました。
今回は、私がNFTとバズワードにあやかって個人的な私利私欲のために、一攫千金をねらって自分の作品をNFTで出品した記録になります。NFTを私の経験を通して感覚的にイメージして頂き、最後に本質を理解して頂ければと思います。

出品する環境の準備

NFTは「マーケットプレイス」という取引所で取り引きします。現物でしたらメルカリ、ラクマ、ヤフオクなどで取り引きすると思いますが、そのデジタル版とイメージすると分かりやすいと思います。また、マーケットプレイスで売れた際に仮想通貨(暗号資産)が入ってくる財布「ウォレット」が必要です。
マーケットプレイスとウォレットをスマホ等の端末にインストールし、環境設定すると作品を出品できます。

今回、マーケットプレイスはOpenSea、ウォレットはMetaMasKを利用しました。世界で最も利用されている組み合わせで、すぐに出品できそうでしたのでこの2つを採用しました。
実際の手順は、すでに多数のサイトがありますので、そちらをご参照ください。

作品を出品する

現在、私は"自称"アーティストとして写真表現に取り組んでいます(私は、アーティストの創作意欲がビジネスに通じるという思いから、アート活動に取り組んでいます)。今回は今夏のオリンピックを観戦している私の娘の写真を出品することにしました。

以下が実際にOpenSeaで「Watching Tokyo 2020 Olympic Games」という作品を出品した画面になります。

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1か月で結果はいかに・・・

今回、作品を11月初めに出品し、11月末日の本日までの1か月間で売ることができませんでした。作品を出品しただけでマーケティングを本格的にしていない、という理由もありますが、すぐに価値がつかないアート作品であるという理由のほうが大きいと思います。
NFTで出品して何も変わっていないのでしょうか?
実は大きく変わったことがあります。
NFTは、デジタルの世界で資産の鑑定書や所有証明書としての役割を持っています。
今回の私の写真は「デジタルの世界で資産として私が所有している」ということが証明されました。
このnote上で同じ写真を掲載すれば誰でも共有可能になりますが、NFTで私だけの所有物になっているのです。
この所有の概念がこれから革命をもたらすのです。

*今回は、様々な用語(イーサリアム、スマートコントラクト、日本の取引所等々)をあえて使わずに説明するように心がけました。

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