「複業で稼ぐ」を成功させる2つのポイント
日経COMEMO KOLの大林です。複業したい個人の企業や自治体を繋ぐ総合型複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」を運営する株式会社Another worksの代表をしております。
今回は、日経電子版の「日経マネー特集」より副業に関する記事を取り上げます。
記事では、副業で「稼ぎたい」というニーズの高まりや最新の副業案件から見るトレンドが紹介されており、案件例では具体的な仕事内容や報酬が挙げられています。
一方で、記事にもあるとおり、複業で稼ぎたいと思っていながら、最初は何から手を付けたらよいか分からない方も多いでしょう。実際私もイベント等でお会いした方からよくご相談いただく共通のお悩みです。そこで今回は、金銭報酬を目的とした複業を成功させる2つのポイントをご紹介します。
日経マネー1月号内では、実際の「複業クラウド」案件例や複業の最新トレンドをお話しておりますので、是非ご覧ください!
なぜ”複業”で金銭報酬を得たいのか
金銭報酬を目的とした複業を始める際、まず重要なのが目的の言語化です。複業で活躍し、収入アップに繋がっている人の共通点は、複業をする明確な目的があることです。
なぜ目的が重要か。それは複業が本業と並行して働く特殊な働き方であるためです。誰かが管理をしたり催促をしてくれるわけではない個人活動だからこそ途中でモチベーションが下がってしまったり、本業が忙しくなってしまったが故になかなか時間を作れなかったりすることが、狙った収入を得ることができない一番の阻害要因となります。
複業を通じて何を得たいのか。複業でなければ手に入れることができないものは何か。本業ではなく複業で金銭報酬を得たい目的を言語化することをおすすめします。
例えば、家や車など欲しいものを買うために複業でお金を貯めるという目的や、将来に備えて貯金をするために複業をするという目的などです。これらをさらに「いつまでにいくらの金銭報酬を得たいのか」(例…半年後にマイカー購入を買うために”複業”で100万円を得たい)というより解像度を上げた言語化することで常にモチベーションを高く保つことができます。
複業案件を継続的に獲得するには
金銭報酬を目的とした複業をスタートした際、誰もが思うのは「より多く稼ぐにはどうすべきか」ではないでしょうか。
たとえ高単価案件を獲得できたとしても単発で終わってしまえば、継続的な金銭報酬を得ることはできません。また、複業という本業と並行して実施する働き方において低単価なノンコア業務を通じて高い報酬を得ることは現実的ではありません。
では、複業案件を継続的に獲得できる人気の複業パーソンになるにはどうすべきか。私は具体的な業務ベースに落とし込んだ実績の可視化(=スキルのハッシュタグ化)がキーになると考えています。
複業採用(業務委託採用)の場合、企業はいますぐに必要なスキルを持ち合わせているか、即戦力性を重要視します。つまり、本業含むキャリアにおいてどのような業務を経験したのかという業務ベースの履歴書と企業が依頼したい業務を照らし合わせたとき、共通点が多ければ多いほど即戦力と見なされ採用に近づくのです。
本業で法人向けフィールドセールスを担当している営業職の方を例に挙げると、「#法人営業」「#新規開拓」「#セールスマネージャー」「#HR業界」「#IT業界」「#KPI分析」のように、より細かく細分化することができます。これを見るだけで、企業はあなたがどんなポジションでどんな成果を上げてくれる人材か、いわゆる即戦力性をイメージしやすくなるため、安定した案件獲得に繋がるでしょう。
ここまで日経電子版の記事を基に金銭報酬を目的とした複業についてフォーカスしてきました。
一方で、複業で得られる報酬は金銭報酬だけではありません。本業でも活かせるような自身の能力向上や新たなスキル習得を複業で成し遂げたいという「スキル報酬」の獲得や、自身の市場価値を高めるために異業種や異職種で実績作りをするような「キャリア報酬」の獲得、思い入れのある地元や地方創生に寄与したり、思考に合った分野に複業で携わったりするという「感情報酬」の獲得など、さまざまです。是非、選択肢を多く持ちながら、複業ライフをスタートしてみてください。
今後も働き方や採用の最新トレンドを発信していきます。ぜひ他の記事もチェックお願いします!
大林 尚朝 / NAOTOMO OBAYASHI
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