『デジタルドイツ』〜排ガス不正で加速する「インダストリー4.0」
欧州で相次ぐ"脱ガソリン・ディーゼル車ドミノ"の延長で考えた際の日経ビジネスオンラインの特集、『デジタルドイツ』が新鮮でした。15年秋に発覚したVWの排ガス不正がその後ダイムラー、そしてアウディにも広がる中で、デジタル技術を生かしたモノ作りに取り組むアディダスの事例が紹介されてます。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/081700156/081700002/
今までは販売している靴の9割をベトナム、インドネシア、中国のアジアの国々で生産、企画から生産・販売までに1.5年〜2年かかっていたそうです。この秋発売予定の「フューチャークラフト4D」は3Dプリンターを活用することでドイツ国内で生産が可能になり、デザインしてから生産・販売にかかる期間は数週間、最短で数日で済むようになるとのこと。 好みのデザインに靴をカスタマイズできるサービス「mi adidas(マイアディダス)」を可能にし、顧客ごとの“特注品”の生産を大規模に展開する『マス・カスタマイゼーション』の実現も将来の視野に入ってくるそうです。特集ではこうしたイノベーションを実現する黒子として活躍している独の時価総額1位と2位であるソフトウエア大手SAPの重電大手シーメンスのことも紹介されています。
「フューチャークラフト」の紹介動画がとても洗練されていて近未来的です。
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