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仕事探しではなく「仕事に探される人」になるには

こんにちは、電脳コラムニストの村上です。

そろそろ1月も終わりに差し掛かっています。実は1月というのは転職の繁忙期と言われており、1年の中でも求人数が多く転職希望者数も多い月です(もう1つのピークは10月です)。

長引くコロナ禍の影響もあり、転職希望者数は例年に比べても増加傾向が見られています。在宅勤務や家にいる時間が増えたことにより、足元の自身の働き方やキャリアについて深く考えるきっかけになったようです。これは日本だけの話ではなく、全世界的に起こっているトレンドです。欧米では「Great Resignation(大量退職時代)」という時事用語も生まれており、より自由な働き方を求めて転職のみならず自営業(フリーランス)に転じる人々も増えています。

そのような動きの兆候をみて、今年の4月に『転職2.0 日本人のキャリアの新・ルール』という本を刊行しました。ジョブ型雇用への移行というニュースを目にすることが多くなりましたが、まさに変革期にある雇用や働き方に対して、個人として取りうるキャリア戦略について具体的に論じたものです。おかげさまで10ヶ月で6刷・3.2万部を越えて、Amazonのレビューも646以上で★4.3と好評をいただいています。

個人のキャリア戦略がますます重要になる中で、Twitterでも12万フォロワーを誇るキャリア関連のご意見番とも言えるmotoさんが新刊を出されました。以前「Forbesの企画」で対談したことがあるのですが、キャリア観が非常に近く課題感も共通していたりします。日々発言からも学ばせていただいているので、さっそく本も購入して読んでみました。

 かつては公務員や大手企業の会社員が「安定的な職業」といわれていたが、今や「安定」した職業はなくなりつつある。では、本当の意味での「安定」を手に入れ、求められる人材になるにはどうしたらいいのだろうか。
 『
WORK 価値ある人材こそ生き残る』の著者であるmoto(戸塚俊介)氏は、「成果を出し続けて、仕事に探される人になれ」と言う。本連載では、どの会社にいても、あるいは独立しても、市場価値が高く、本当に仕事ができる人材になる方法を伝えていく。

私も様々なキャリアの相談を受けますが、質問の多くは以下のようなものだったりします。

・キャリアの伸ばすためにどんなスキルをつければいいですか?
・良い企業に入るために、いまどんな経験をすればいいでしょう?
・給料をあげるためのコツはありますか?

各論でいうとたしかに有効な資格やスキルなどはあるのですが、その大半は人材マーケットでの需給バランスの歪みから生じているものです。今いまで言えば「AI関連のエンジニア」や「データアナリスト」などでしょうか。いずれも求人倍率は10倍以上となっています。しかし、これも株価のようなもので市場の中ですぐに移り変わっていくものです。

より汎用的に、より本質的にキャリアを伸ばすための方法を考えると、motoさんの本で指摘している「仕事に探される人になる」のが非常に大事です。これは私の本で言うところの「ポジション思考」的な考え方と共通しています。

今後ジョブ型になっていくと、今いる人に仕事に割り当てる適材適所のやり方ではなく、あるべき組織とポジション(役割)を先に考えてその仕事に人を割り当てていく「適所適材」のやり方に変わります。人を割り当てると言いましたが、正確には社内外、つまり人材市場からベストな人を採用するということです。社内にマッチする人材が見つからなければ、そこにフィットする人を探さなくてはなりません。これがまさに「仕事に探される」状態です。

では、採用側としては何を期待しているでしょうか? これはシンプルで「役割を果たして期待する成果を出す」ことを期待しています。そのために必要なのは、これまでどのような成果を出してきたか。そしてそれを今回も「再現」してくれそうかということに尽きます。その会社だからできたことでは不十分で、再現性があるかというのがもっとも大事なポイントです。そのために面接や課題を出したりして見極めようとするのです。

この具体的な方法論について興味のある方は、ぜひ一度本書を手にとってほしいと思います。

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タイトル画像は筆者撮影。

#COMEMO #NIKKEI

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