
小松美羽さん アートxフィンテックイベントinシンガポール
日本を代表するホワイトギャラリーやニューアートフィンテックよる、アートとフィンテックのイベントに参加させていただきました。
アーティストの小松美羽さんがシンガポールにいらっしゃいました。徹子の部屋やベストドレッサー賞受賞など今、日本で飛ぶ鳥を落とす勢いです。実は担当編集者が一緒という偶然が重なりました。
美を追求する時代、アートなどオルタナティブ投資と最新の金融技術について、ファイナンシャルプランナーとしてはもっと学んでいかないとと思わされました。富裕層の間ではワインやアートは非常に人気があります。
リーマン・ショックの際にもピカソの絵は値段が落ちることなく、超富裕層にとっても資産保全ともなっています。また、ルノワールやピカソなどの絵画は欧米の銀行では担保にもなるようです(日本では現在は難しい)。
アート作品の場合、需給で価格が決まるためにアーティストが有名で需要が高く、供給が追いつかないと当然ですが、値段は上がります。2015年に「アルジェリアの女たち」は215億円で落札をされました。
戦後過小評価され続けてきたアジアの現代アートの価格上昇が今後見込まれる中で、ファイナンスサイドからもそれをバックアップしようという流れです。アートファンドやアートXブロックチェーンなど金融とアートとの融合が今、注目されています。
オークションハウスによる手数料は日本では10-12%ですが、欧米のサザビーズ、クリスティーズになると、20-25%程度かかるようです。ギャラリーの場合は画廊によって本当にまちまちです。
そのため、アメリカのビックコレクターなどはアドバイザーを雇って、オークションでは絵画を買わないようです。それが大きくなり、美術館経営に繋がっていくそうです。
ただ、アジアではこうしたアドバイザーがほとんどおらず、ギャラリーがその役割を兼ねているということです。また、有名なギャラリーなどはファンドを組む場合も考えられるということです。
アートファンドができれば、こうしたコレクターやアーティストのためにもなります。投資家も目利きにアート作品の選定などを任せることができ、利益を配分されることになります。
また、ブロックチェーン技術によって作品にある紙の証明書をより正確に管理や真正性を担保することができるようです。また、最初に作ったアーティストに還元されるお金も明確になるということです。
ファミリーオフィスの方からも聞きましたが、ワインの現物でファンドを組んでくれるサービスもあるようです(ワインファンドではありません)。
このように、オルタナティブ投資と最新金融技術が結びつくことによって、よりアートなどにお金が流れそうだと言えます。
参考文献:『今、評価され続けているアジアのアート』(実業之日本社)
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