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推しの「明太子」は、ありますか?「明太子を売るには、おにぎりを売れ」!?
COMEMOっぽくないタイトルですいません。
でも、つい先日、素敵な(美味しい)体験をしてきたので、それを題材に書きます。
数年前から仲良しでお世話になっている「味の明太子 ふくや」さんが、羽田空港第一ターミナルに店舗をリニューアルオープンさせました。
内覧会におよばれして、試食してきました。(ヘッダ―写真は、その時に居合わせた界隈の友人たち)
「明太子屋さんの直営店の試食会?」と聞いて心配した方。ご安心ください。「明太子」単体の試食ではなく、「完全体となったスタイル」=「おにぎり」での提供です。
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写真を見ていただくとわかるのですが、おにぎり1つ「440円(税込457円)~」と強気な値段設定です。(昨今の米騒動の煽りもあるでしょうけど。)
昨今、コンビニおにぎりが値上がりするだけでなく、「美味しく」なっていることで、生活者の視点は変わっているかもしれません。八代目儀兵衛の果たした役割は、小さくないと僕は思っています。
余談ですが、先日、中目黒のハンバーグ屋さんに行ってきました。
【京都 八代目儀兵衛】の米を一人ずつ羽釜で炊きあげ、熟成和牛レアハンバーグと一緒にご提供。
こちら、ハンバーグ屋を名乗らず店名は「ご飯屋」です。「(美味しい)お米=ご飯屋」に価値ウエイトを置きつつ、当然ハンバーグもこだわりのもの。一食2,200円~と、こちらも強気な値段設定ですが、お酒を飲まない僕にとっては、外で食事をするなら、文字通り、美味しいごはんを食べたい、と思っている派です。この業態は、コスパ云々の世界線から抜け出した市場で戦ってるイメージです。
話題を明太子に戻します。
みなさんは、推しの「明太子」がありますでしょうか?そもそもの好き嫌いがあるかもですが、「冷蔵庫に常備している」という方もいるかもしれません。ちなみにこのふくやさんは、そのファンの情熱に応えるため、明太子屋なのに、「IoT」にトライをしています。ちなみにふくやのIoTは「Internet of Things」ではなく「いつも・おいしい・とどく」の略です。
僕は、仕事のご縁で出会ったふくやさんのファンになり、明太子での指名検索をするようになりました。福岡出張の際には、かならず、空港の直営店に立ち寄ります。(限定のキッシュがおすすめです。羽田にはありません。)
初めてみた!明太キッシュ!
— 島袋孝一 « しまこ 𝕏 » (@simakoo1) May 17, 2019
買った!
帰ります!✈️
ありがとうございました!
@0705ayukat @Ysrskdy1302 #すぐ明太https://t.co/f6KzEA6f2i#ヤプリ福岡セミナー pic.twitter.com/JdtrGJD8nN
そんな今回のふくやさんの取り組みは、この本のタイトルを想起しました。「スープを売りたければ、パンを売れ」
そう。「明太子を売りたければ、おにぎりを売れ」ちょっとイシューは異なるかもですが(苦笑)、「語呂感」は伝わっているかと。
ふくやさんが、このような文脈をそれを意図したかどうかは、わかりませんが、生活者により美味しい状態の明太子を食べていただきたいためのアプローチなんだろうな、と推察しています。
同社は、IoTをはじめ、さまざまなトライをしています。老舗ならではの伝統を重んじつつ、革新も恐れない。そんなスタイルを僕も忘れないできたいと思います。
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