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AIで可能になったこと、不可能なこと

AIを使用して、事務処理などの実務面で様々な便益を受けるようになりました。その一方で富裕層ビジネスなどAIでは代替できない部分も多いと感じるのでシェアしたいと思います。

文字起こしや翻訳等の事務処理が簡易化された

2019年から英語の取材及び翻訳に携わっていますが、当時は取材の録音をフィリピンの文字起こしに出す、英語の文字起こしを翻訳する、文字起こしを日本語で整えるという3段回のステップを経ていました。1冊の本を全て外注しようと思うと、どんなに安いところでも100万円以上のコストがかかる世界で、人海戦術で分担をして動画の文字起こし、本の翻訳、ドキュメンテーションの翻訳をしていました。

コロナ下からAIの進展が目覚しく、今では文字起こしもかなりの精度で起こしてもらえます。そして、翻訳アプリを利用すれば、外国語になります。最後の整える作業及び間違いがないかのチェックはこれまで通り必要になりますが、2つのステップが自動でできるようになりました。

動画の文字起こしなども字幕を付けるアルバイトを2000年代に少しやっていたこともありましたが、今ではYOUTUBEやティックトックが自動で生成してくれます。動画編集に膨大な時間を要していたのが数分で済むようになりました。これによって、本当に重要なコンテンツ作りに専念ができるようになりよかったと感じます。

AIにできないことも残る

それでは、全ての仕事をAIに担わせてもよいのでしょうか。外国語を習得しなくてもAIに任せられるでしょうか。単一の言語に強くなって、深い思考ができる人になった方がよいのでしょうか。

残念ながら、やはり人と人とのコミュニケーションに関しては、通訳機などを介さない方が絶対によいと感じます。相手が富裕層であればあるほど生身の自分でぶつからないと信頼されません。機械などを使おうとしようものなら嫌がられます。たとえ間違った外国語を使ったとしても、伝えようという一生懸命な姿勢を見せるべきです。

仕事におけるAIの今後の役割

仕事においてAIは今後、事務作業などの単純作業をやってくれる反面、営業や富裕層ビジネスなどは人がやる必要が残ると感じます。

私は新卒で外資系の金融機関に就職し、当時はバックオフィス、ミドルオフィス、トレーダーなどの仕事がたくさんありましたが、今ではトレーダーはほとんどいなくなり、バックやミドルも縮小されています。AIを上手く使いこなせる人材、営業や経営ができる人材などが求められる時代になるのではないかと感じます。


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花輪陽子(FP@シンガポール、経営者、著者)
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