記事中でも示唆されている論点ではありますが、「そもそもフォワードルッキングな政策運営など幻想に過ぎない」という事実をどこまで認識できるかだと思います。

 日銀の物価目標先送りは元より、過去数年、FRBのスタッフ見通しにおける物価見通しも100%楽観方向に外しています。ここまでトラックレコードがボロボロであるにもかかわらず、「物価はいずれ上がってくる。だから予防的に利上げする」というロジックをどこまで信じるべきかどうか、というのが今の米国の金融政策を見る上での要諦になっているかと思います。

 ヘッドラインにもなっており、先般の総裁会見でも一部界隈で話題となりましたが、次の注目点として「第二回総括的検証(総括的検証2.0)」というのはあながち無視出来ない論点だと思います。つぶさに見ているとその可能性を感じる部分は確かにあります。

https://jp.reuters.com/article/iwata-interview-idJPKBN1AO0AY

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