けん引はやはり情報関連財
強めに出る予測指数は下回りましたが、減産を見込んでいた経産省の試算値や市場コンセンサスを上回ったという意味では悪くない結果です。
比較的良かった日本の製造業PMIと整合的な結果といえるでしょう。ちなみに、12月の試算値は+1.8%となっています。
上昇に寄与している品目を見ると、はん用機械や電子部品デバイスとなっていますから、これは半導体製造装置や半導体の生産が増えていることを意味し、やはり今年は株価もそうでしたけど、11月の鉱工業生産もハイテク関連が躍進した一年を象徴する内容となっていると言えそうです。
なお、生産のマインドを示す予測修正率のマイナス幅がやや大きいのが気になりますので、減産見通しとなっている1月の生産計画が来月どう修正されるかが2月分の生産計画と共に注目されます。
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL26HRM_W7A221C1000000/