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不動産を小口化したファンドは世界でも人気

さて、不動産を小口にしたサービスが人気なのは日本だけではありません。シンガポールでも不動産を投資対象にしたファンドに人気があります。

例えば、イギリスの介護施設などヘルスケアの不動産に投資をするスイスのファンド。4年間のトラックレコードは右肩上がりでファンドサイズも100億円以上に拡大をしています。

また、オーストラリアの土地開発に投資をするファンドがシンガポーリアンに人気があります。ターゲットリターンがオーストラリアドルで10%程度見込めることもあって、募集があるとあっという間に売り切れてしまうほどの人気でシリーズ展開をしています。

これらのファンドの難点としては原則として一定の収入や資産以上の適格投資家向けの商品なので一般の人が購入するには最低でも1600万円前後の投資額が必要になるということです。また、投資対象の情報が全て開示されていないので目論見書だけを見ても不動産のイメージがつきにくいのも難点です。元本保障もないために、万一の際には投資額が既存される可能性もあります。

それに比べると日本の不動産クラウドファンディングは1万円から始められるので気軽に試してみる敷居は低いと言えそうです。


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花輪陽子(FP@シンガポール、経営者、著者)
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