キャリアアップに不可欠なのは、筋トレである
こんにちは、電脳コラムニストの村上です。みなさん、筋トレしてますか?
40代にして初めて外資系に転職して驚いたのは、上司も周りも必ずなんらかのエクササイズをしていることです。オフィス内にジムがあるため、夕方になるとサッと筋トレやランニングのために席を外してしまいます。その後戻ってくることもあれば、そのまま帰ってしまうことも多いです。グローバル企業なので上位の職位になるほど世界中を飛び回っていますし、時差に対応して不規則な時間帯での会議も多くなります。まさに体力勝負ですね。
アメリカのエリートには、ほとんどメタボの人がいません。私の知るアメリカ人の多くは、日本人では考えられないほど大量のアルコールを飲みますが、「ビール腹」という言葉を聞いたことがありません。
(略)
もちろん、ビジネスに体力は不可欠だから、体を鍛えるという目的はあります。でも、それ以上に、「自分がどう見られるべきか」についての意識が高いのです。メタボ体型だと、「自分に対して甘い人間なのではないか?」と思われることがあります。自分に甘い人間は、仕事に対しても甘いだろうから、任せられない。そんな風に思われることだけは避けたいわけですね。
これまでのキャリア形成にも一貫性(専門性)がありますし、なによりセルフブランディングがしっかりしています。「人から(市場から)どう見られるか」が自己の価値を示すということを深く理解しているからでしょう。さながら、「自分株式会社の時価総額」ともいうべきでしょうか。
同様に、誰に対しても不機嫌になったり、不遜な態度をとるようなことがほぼ見られません。すれ違うときには笑顔、相談事をしても本当に真摯に受け止めてくれます。なので、こちらとしても安心していつでも声をかけられるという安心感がありますし、見守ってくれているという確信もあります。その信頼がベースにあるからこそ、「よし、期待にこたえなくては!」「挑戦的だけどやってやるか!」という気になります。
また、ちょっとした立ち姿や話すときのジェスチャーなど、非言語のコミュニケーションが上手なのも特徴です。自信がないときって声が小さくなったり、妙に早口になったりしませんか? 「自信があるように見える」というのは、チームを率いる立場の人には必須のスキルであると思います。
では、それはなにで醸し出されるかというと、やっぱりスッとした姿であり、ぶれない体幹であるわけです。つまり、筋トレですね。自信なさげな猫背やぽっこりお腹も、デスクワークで緩んでしまった上半身の筋力低下が原因であることが多いです。
また、筋トレを続けるには、ワークアウトの時間を捻出するための計画とそれをやりきる意思が不可欠です。筋トレ中は、自分を甘やかさず、しっかり追い込んでいくという忍耐力も必要です。ふと、気づきませんか。これはまさに仕事で大きく達成するためにも必須のマインドセットであることを。
生産性の高い仕事を身につけると共に、健康的な身体も手に入る。まさに、一石二鳥いいとこどりです。
来週から4月。新年度のはじまりという方も多いでしょう。良い仕事のためには、良い筋トレを。心機一転、がんばっていきましょう!
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タイトル画像提供: kou / PIXTA(ピクスタ)
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