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「感性」を武器にする人材のパフォーマンスを最大化するための考え方

感性とは?

夏休みの間読む本として、小学4年生の娘がこの本を借りてきた。

「感性」というキーワードが気になっていたので、小学生にどうやって教えるんだろう?とペラペラめくってみると、まず「センス」の捉え方に言及されていた。

センスとは、特別な才能のことだけを言うのではなく、その人が持つ独特な感覚のこと。「野球のセンスがある/ない」のゼロヒャクではなく、「腕まくりの仕方がきれい(ディテールとしてはなんでもないこと)」に込められた個性こそセンス(意訳引用)

それに加えて、「気配りのある言い方ができる」みたいなことも書かれていた。なるほど、相手がどんな考えを持つかを複数想定した回答を主観で言えるというのが感性ということだろうか。

chatGPTさんにも問うてみた。

「感性」と言えば、「センス」というイメージをされると思うがが、「美術、文学、音楽、哲学などの芸術分野」の方で、「センスだけではない」部分が「人間関係、倫理などの領域」の方を指している感じでしょうか。

AIとの共存に入る私たちは、「感性」を持つ人材と仕事をしていくことになる。感性人材の扱い方については、注意深く考えていくべき話題だと思う。

問題の値付け

かくいう私も、ほぼこの「感性」(と熱意)のみで仕事をもらってきたようなもので、値付けに苦労してきた。ここでいいたいのが、「感性の消費(消耗)」に対する見積りが発生することは正しいということだ。見積もりを出す側は「そんなことにお金もらっていいのだろうか…」と思うかもしれないし、受け取る側は「そんなことにお金払えないから見積り減らして」という話になるかもしれない。でも、その考え方ってたぶんこれからの時代、身を滅ぼすことになる気がする。そこに着目して配慮される現場こそがうまくいった実感がある(体験談)これ、独立11年目でクライアントワークしこたまやってきた私がこれから大声で言っていきたいことです。 #仕事のポリシー みたいな話かも。踏み躙られたら、泣いてしまう。

では、具体的にどういった見積もり換算するのか。

私が便宜的に考えた「感性消耗指数」で考えるとわかりやすいと最近気がついた。

まずは何時間かかるかを計算

時給の設定(1万円) × 週次mtg(2h) × 4回 = 8万円

そこに感性消耗指数をかける

1.5 友達など、ほぼ消耗しない場合
2.0 発注者と価値観が近く、登場人物も少ない場合
3.0 オーナー、担当者など、関係性を注意する必要がある場合
5.0 組織の関係性への配慮、価値観のアップデートも含む場合

など。指数は年に1度見直す。 

この計算で行くと、

8万×2.0=月16万

となったりする。

「感性を消耗するかどうか」を、実務時間にかけるという考え方だ。「感性を消耗するかどうか」は、

・登場人物の人数
・発注者と価値観が似ているか
・納得後時間が経つと戻ることがあるか

などで冷静に判断する。

感性を使った仕事の場合、mtg以外の調整に結局時間をとられたり、場合によってはなんとなく1日中気になっていたりすることで消耗するので、この係数換算が一番うまく行くことに気がついた。

これで、月数万から数十万まで、幅が出てくるわけ。それだけ、消耗する現場は消耗しますから、対価換算した方がお互いのためです。

これからの「感性」市場

今月は、突然「感性消耗に関する見積り」の話をしてみましたが、来月の投稿で、感性について掘り下げた話を書いてみたいと思います。

「感性」と日経電子版で検索してみると、まだそんなに盛り上がっていない…ていうことはまだまだブルーオーシャン?ビジネス界隈の方々がそこに注目していないだけ…?でも、わくわくする記事が並んでたりするんですよ。小売関係の記事も多く、やっぱり自分はそちら界隈なんだなと実感したり。

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